盛況だったウズベキスタン協会の新年会 ―新年会へのご参加190人がイベントを楽しむー
早くも新年からひと月あまりが立ちました。私が会長を務めるNPO法人日本ウズベキスタン協会の新年会は、1月20日午後2時から190人の方にご参加いただいて、盛大に行われました。1週間前までの申込みは50人弱で今回は寂しい会になるのではないかと心配していましたが、週が明けると同時に申込みが急増し、前日には160人の申込みがありました。当日は在日ウズベク人とその家族の皆さんが40人ほどいらしていたので盛会となりました。
ゲストには「あとは野となれ大和撫子」の小説で昨年の直木賞候補となり、今回の芥川賞候補にもなられた新鋭作家の宮内悠介さんをお招きして楽しい話を聞きました。史上最大の環境破壊といわれ砂漠化した土地にアラルスタン共和国をつくり、イスラム勢力と戦う日系女性ナツキなどを中心とした冒険エンターテインメント小説で、小説成立の裏話などを聞いたり、直木賞などの候補になったときの騒ぎなどもリアルに語っていただきました。
また、正月らしい恒例のグリスタンの皆さんによるウズベクダンスや駒崎万集さんのドタールの演奏もありにぎやかでした。ウズベク大使館によるウズベク料理も参加者の皆さんに堪能いただけたようで成功裏に終了しました。ウズベクのプロフは温かいほうがおいしいということで、パーティーの始まる直前に運び入れてくださいました。大使館の方々の暖かいお心遣いにみんな感謝していました。
当初は申込みが少なく、本当に心配していましたが、事務局長や理事が必死に知人・友人を誘ってくれたり、Facebookやホームページに掲載したおかげで、多くの方に来場いただき盛大な会になったと思います。1年の始まりとして上々の出発でした。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
今年はウズベキスタン協会発足から20年になります。どんな記念行事を望まれるか、どんどん積極的にご意見を事務局にお寄せいただけると幸いです。
今後とも日本ウズベキスタン協会をよろしくお願いします。
日本ウズベキスタン協会作成の当日の模様は以下を参照下さい。
なお、今回ゲストにお越しいただいた宮内悠介さんは今月2冊本を上梓されます。トーク・イベント等がいろいろあるようです。ご本人がFacebookに情報をまとめられたものを掲載されておりましたのでご紹介いたしますのでご覧いただけると幸いです。
4日 21:30より TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』 ゲスト:原由美子様(日本のスタイリストの先駆者)
スタッフからのお知らせです。
4日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)はゲストに日本のスタイリストの先駆者で洋服のみならず着物のスタイリングも手掛けられている原由美子様をお迎えする予定です。
1970年代創刊の有名女性誌などの誕生にかかわった頃のスタイリストの仕事についてや、旅や食などとともにライフスタイルとしてファッションを提案する仕事についてお伺いいたします。
合わせて、原様が上梓された書籍や現在スタイリングを手掛けられている雑誌の一部を掲載いたします。
【ウズベキスタン情報】本日のNHK BS1「国際報道2018」(22時から)ウズベク抑留特集が放送
スタッフからのお知らせです。本日22時からNHK BS1「国際報道2018」の「WORLD LOUNGE」にてウズベキスタンでの日本兵の抑留に関する特集が放送される予定です。
「国際報道2018」は世界各地のニュースや世界で起こっている出来事やその背景をより深く探る特集などにより構成されている番組です。人気コーナーの「WORLD LOUNGE」では、多くの方に知って欲しいテーマを現地取材を交えながらお届けされています。
本日の放送では「風化するウズベキスタン抑留」と題して、ウズベキスタンにおける旧ソ連による「シベリア抑留」をテーマに嶌が会長を務める日本ウズベキスタン協会会員でウズベキスタンでの抑留経験を持つ菊地敏雄様(91歳)と、ウズベキスタン・タシケント市で日本人抑留者記念館を私費で運営し、日本政府の褒章を受けられているジャリル・スルタノフ館長の交流に着目し、風化しつつある戦争の歴史を語り継ごうとする取り組みが紹介される予定です。ぜひご覧ください。
今回取材を受けられた菊地様は、いつも日本ウズベキスタン協会のイベントに足を運んで下さり、今年の1月20日に開催された新年会にもお元気な姿を見せて頂きました。
また、同様に取材を受けられたジャリル・スルタノフ様は2016年1月に日本政府の招きで来日され、同年に行なわれた新年会のゲストにお越し頂きました。抑留されていた当時の日本人のエピソードや収集されている日本人抑留者に関する品々に関する貴重なお話をお伺いしております。スルタノフ様は当時の資料と証言を映画「ひいらぎ」にまとめており、日本では日本ウズベキスタン協会の協力により新宿にある平和祈念展示資料館と京都・舞鶴市の舞鶴引揚記念館が導入しています。平和祈念展示資料館では定期的に上映会も開催しています。
トップ画像は、番組サイトより。
昨日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』 ゲスト:前田吟様(俳優)二夜目 音源掲載
スタッフからのお知らせです。
昨日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)はゲストに『男はつらいよ』や『渡鬼』でお馴染みの俳優の前田吟様をお迎えした二夜目の音源が番組サイトに掲載されました。来週水曜正午までの期間限定での公開です。
子供の頃に苦労し、俳優になろうと思った経緯や大阪で働きながら夜は演劇学校へ行き、その後上京して俳優座養成所に入り俳優デビュー、今日までの人生についてお伺いいたしました。
前回の映画『男はつらいよ』で寅さんの妹さくらの夫の博を演じてきた前田様。寅さんこと故・渥美清さんとの思い出や『男はつらいよ』の舞台裏についてお伺いした音源は今週水曜正午までの期間限定で公開中です。お聞き逃しの方は合わせてご利用下さい。
前田様が出演された作品の一部ご紹介いたします。ご興味をお持ちの方は合わせてご覧ください。
次回(2月4日)のゲストはスタイリストの原由美子様をお迎えする予定です。
日本ウズベキスタン協会主催 嶌信彦の出前講座【2017年第4回】
スタッフです。嶌が会長を務める日本ウズベキスタン協会主催の「嶌信彦の出前講座」を2月3日に開催いたします。
ウズベキスタン協会主催の出前講座は、嶌が時流の政治・経済・社会問題等の話題を分析・解説するものです。以下概要で開催いたしますので多くの方のご参加をお待ち申し上げております。
日 時: 2月3日(土) 午後2時から4時(開場午後1時30分)
テーマ: 1. 覇権を狙う中国の戦略
2. 北朝鮮と韓国の仲
3. トランプ政権の行方
4. 安倍首相は本当に次の政権を取れるのか
5. 元気が出てきた家電業界
6. AIで世の中はどうなる
7. その他・質疑応答
場 所: 日本フードサービス協会会議室
東京都港区浜松町1-29-6 浜松町セントラルビル10F
*JR「浜松町」駅北口下車 北口改札を出て前方左手
(世界貿易センタービル向かい側)、 1階に薬局 Tomod’s(トモズ)が
入っているビル (徒歩2分程度)
*都営地下鉄大江戸線・浅草線 「大門」駅下車 B4出口から出て通りを
渡った向かい
※第4回開催の会場とは異なり従来開催していた会場に戻りますのでご注意下さい
参加費: 会員 1500円 非会員 2000円(当日受付にてお支払)
定員: 50名(事前予約制)
申し込み: 「出前講座申し込み」として「名前」「連絡先電話番号」を記し、
メール(jp-uzbeku@nifty.com)または電話( 03-3593-1400)、
FAX(03-3593-1406)にて日本ウズベキスタン協会協会事務局まで
お申し込みください。
※会場へのお問い合わせはご遠慮下さい。
2018年は世界の構造変化に備える年に
2017年は"動乱の年"だった。では、2018年は動乱から安定・躍進の年に成り得るのだろうか。現状を見る限り、動乱状況はまだ2ー3年は続き、各国は自ら自国の行き方を模索しなければならない年になりそうだ。
動乱を引き起こした要因の第一はトランプ米大統領の登場だ。少なくとも戦後70年は、アメリカが掲げた自由、民主主義、人権などの理念が戦後の普遍的価値として、対抗的だった旧ソ連の社会主義的価値や理念とこれに基づく経済体制、安全保障に勝ることを実証した。1990年の冷戦崩壊とそれに続く社会主義圏の解体、さらには世界のグローバル化現象は米ソ二大勢力時代の終わりを告げたかに見えた。
しかしグローバル化、IT社会の進展、超低金利時代の到来などは世界経済に新たな混乱を招いた。そこへ登場したトランプ米大統領は多くの自由主義国が信奉してきた戦後の普遍的価値をいとも簡単に否定し、アメリカ・ファースト主義を唱えだしたのである。
その結果、多国間の貿易協定入りを拒否し、環境保護の協定からも離脱すると宣言、今後の経済協定は二国間取り決めを主体にすると主張し始めた。さらに安全保障の各国分担の増額を要求。パレスチナの米国の中立的立場をかなぐり捨てエルサレムをイスラエルの首都と認める宣言を出し中東に混乱を引き起こす状況まで作り出した。
他方でEUではイギリスがユーロからの離脱を決めEUの一体化が崩れ出したし、中東ではサウジの王族の内紛や脱石油化、工業化への動き、イランとの国交断絶などで混乱が続いている。アジアでも北朝鮮の核開発が止む気配はなく、中国など近隣諸国の抑制に耳を傾ける動きもみられず米朝戦争の緊迫化が続いているのだ。
しかも米ソ、あるいはアメリカの一極支配の統制はゆるむ一方で、代わって中国が海洋国、空の支配、サイバー分野、宇宙などに着々と力をつけているのが実情だ。ロシア、トルコ、フィリピンなどに一強支配の統治者も次々に出現、世界はだんだん無秩序になってきたというのが2017年の特色といえる。
そんな中で、超低成長ながら世界経済が比較的安定しているのが救いといえる。しかし世界の政治が一角でも動乱期に入れば株、為替、金利なども一挙に混乱し世界に伝播してゆくに違いない。まさに世界は砂上の楼閣の上にあるようなものなのだ。
安倍政権はアメリカと歩調をあわせていれば安心だという幻想を何度も口にしているが、アメリカにハシゴをはずされ苦い目にあった経験は鮮烈だ。日本も自分の足で立つ時だろう。
【財界 2018年1月30日号(1月16日発売) 第463回】
※本コラムは昨年末に入稿しております。トランプ大統領は昨日のCNBC社番組内のインタビューにてTPPに関して「今より良い条件になるのであればTPPに参加する可能性が十分にある」と述べていますので補足情報としてお知らせいたします。
28日 21:30より TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』 ゲスト:前田吟様(俳優)二夜目
スタッフからのお知らせです。
28日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)はゲストに『男はつらいよ』や『渡鬼』でお馴染みの俳優の前田吟様をお迎えした二夜目をお届けする予定です。
子供の頃に苦労し、俳優になろうと思った経緯や大阪で働きながら夜は演劇学校へ行き、その後上京して俳優座養成所に入り俳優デビュー、今日までの人生についてお伺いいたします。
前回の映画『男はつらいよ』で寅さんの妹さくらの夫の博を演じてきた前田様。寅さんこと故・渥美清さんとの思い出や『男はつらいよ』の舞台裏についてお伺いした音源は来週水曜正午までの期間限定で公開中です。お聞き逃しの方は合わせてご利用下さい。
前田様が出演された作品の一部ご紹介いたします。ご興味をお持ちの方は合わせてご覧ください。