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時代を読む

ジャーナリスト嶌信彦のコラムやお知らせを掲載しています。皆様よろしくお願いいたします。

本日のトークファイルの内容

スタッフです。
本日の「森本毅郎・スタンバイ」のトークファイルの音源が掲載されました。要約は以下の通りです。

テーマ:中国の一人っ子政策緩和から1年。続々出てきたうまくいかない理由。

中国は一人っ子政策緩和で200万人位新生児が誕生すると予測していたが、この1年の出産申請数は62万所帯で予測の10%未満。一人っ子政策は人口急増を抑制するため1979年位から始まり82年に基本の国策となった。この策により本来生まれるべき子供が4億人減少したとも言われている。もし実施しなかった場合の人口は17、8億人となり、当時は食糧も乏しく人口抑制は成功したといえる。

政策緩和によって二人目の子供を産むかと思いきや、産んでいないのが現状。中国湖北省武漢市では「弟や妹を産むなら飛び降り自殺する」などと子供に母親が強く迫られて出産を断念。中絶した女性の話題が大きく報じられ、子供が「小皇帝」と呼ばれわがままに育っていることを象徴した事件も起こっている。

急に政策を緩和と言われても二人目の子供を産める環境ではなく、特に高額な教育費がネック。高校までの学費が世帯総支出の4割、大学は農村世帯収入の約6~15カ月に相当するとも言われ、なかなか子供を産める状況ではない。もう一つは年金問題が大きい。中国は90年から年金制度を開始し、60歳定年後に年金を受給できるのだが、受け取る人の総数を鑑みると財源が不足している。年金制度実現のため働き、かつ子供を沢山もうけ、子供達が大人を支えて欲しいと思っている。おカネ持ちは二人目の子供をもてるが、厳しい状況。

いろいろ見ていくと日本と同様の状況であり、日本も出生率を高め、(お母さんたちが)働ける環境を社会全体で作らないといけない。日本は先進課題国といわれているが、中国は日本の子供政策がどうなっていくのかに注目しているだろう。

一人っ子政策が緩和となり、中国人は喜んでいると思っていたが現実はそうではないと語っております。