「シルクロードにオペラハウスを建てた」を読まれた方々からの感想 その3
シルクロードにナボイ・オペラハウスを日本人工兵が建設した拙著のノンフクション「シルクロードにオペラハウスを建てた」(角川書店)の感想ご紹介シリーズ第3回目。
まだ日々感想が送られてくるので、非常にうれしく思っています。
・一気に読みました。過酷な状況下でリーダーシップを発揮された永田隊長の人柄、能力、胆力に感嘆するとともに、永田隊長の本意を理解し、グループを纏めつつ、劇場の完成、帰国を実現する原動力となった有能な人達のものの考え方、行動に、大いに感銘を受けました。このような方々がおられたこと、立派な劇場を完成されたことは、日本人の誇りといっても過言ではありません。 ソ連の捕虜というと、シベリアでの悲惨な強制労働のことしか知りませんでしたが、この本を読んで理性的な収容所長、気の良いウズベキスタンの人々の存在を知り、心が洗われる思いがしました。 一方で、大勢の同胞が苦しんでいる中で自己の利益を追求して恥じない人達の存在は、いかなる組織であれ、組織を運営することの難しさを改めて認識させてくれた気がします。(東京・K氏)
・この話は以前から聞いていましたが、改めてこうして書き下ろされたものを読むと、苛酷な状況下の日本兵捕虜の方々が人間としての高潔さを保ちながら数々の困難を乗り越え後世に語り継がれる偉業を成し遂げられたことが目に浮かぶように伝わってきて感動的です。(東京・Y氏)
・漠然と知っていた史実が、戦後70年の今年多くの日本人に伝えられる意味は格別です。中・高生の歴史や日本人とは何かを教えるベストの本でしょう。(東京・S氏)
・捕虜として抑留生活を強いられながらも、「日本人の誇りと意地とにかけて、最良のものをつくりたい」という思いは、私の長年の物作りの信条でもあります。(東京・A氏)
・このストーリー、映画またはドラマにしても良いですね。(神奈川・F氏)
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今後も続く