年々低下のPISAショック 読まず読解力が低落
2019年暮れ、日本の教育界に“PISAショック”という言葉が話題となった。PISAとは、先進国の集まりである経済協力機構(OECD)の国際的な学習到達度調査のことで、数学・科学・読解力の3分野に関するリテラシー(読み取って理解する力)を調査した結果、3分野とも順位を下げたからだ。
2000年から3年ごとに調査しており、対象は15歳で、例えば読解力分野では、既存の問題72問にコンピューター用の新規問題173問を加えた計245問を出題し、分野毎に成績を習熟度によって、最も低いレベル1から高い6まで分類し評価することになっている。日本はOECD諸国の中では3分野ともトップレベルにあるものの、第2回(2003年)から順位が下落し、2009年の第4回から上昇に転じたが、2015年から再び順位が低下、2018年の第7回では数学は前回から順位が一つ落ち6位、科学は前回の2位から5位へ、読解力では前回の8位から15位へと順位を後退させてしまったのである。
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■基本の読解力低下が目立つ
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