日本の国力がどんどん低落 時価総額、国際競争力ランキングなど
日本の国力がどんどん衰退している。国民総生産(GDP)は、まだ世界3位にとどまっているが、個別の競争力の数字をみると、いまや日本の実力は、世界で20~50位の中流先進国の位置にあるといってよい。それなりに居心地がよくインフラも整備されてきたせいか、国民全体に競争心、向上心が薄まり、かつてのような高成長を目指す熱気が無くなっていることが多くの統計数字にはっきりと表れてきているのだ。
まず企業の時価総額をみると、2020年11月末現在で、日本企業の世界における最高順位はトヨタ自動車の38位、2,189億ドルだった。1位はアメリカのアップル社で19,822億ドルと、トヨタのざっと10倍だ。約30年前の世界企業の時価総額ランキングを見ると1位はNTTの1,835億9,900万ドルで、以下5位までに住友銀行など日本の銀行が並び、30位までに入っている。外資系企業はIBM、エクソン、GE、AT&T、ロイヤル・ダッチシェルなど9社だけだった。
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画像:PhotoAC RRiceさん作
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