本日のトークファイルの内容
スタッフです。
本日の「森本毅郎・スタンバイ」のトークファイルの音源が掲載されました。要約は以下の通りです。
テーマ:頭脳五輪で日本が目指す文化交流
2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催される。オリンピック憲章には五輪の開催都市での文化イベントが義務付けられている。そこで、文部科学省は2020年に頭脳五輪「ワールドマインドスポーツゲームズ」を開催したいと招致を進めている。これは2008年の北京オリンピック時に囲碁、チェスなど5種目で開催され、始まった。
日本での開催招致に際しては、北京で開催されたチェス、囲碁、ブリッジ(トランプ)、シャンチー(中国将棋)、チェッカー(ボードゲーム)に加え、将棋の6種目を想定。
※画像は「日本シャンチー協会」サイトより
チェス、囲碁、将棋以外馴染みがあまりないので、どのようなゲームか紹介すると、
・シャンチー:中国で発展した将棋型ゲーム、将棋のように盤に駒を並べて大将を取ったら勝ち。将棋とは駒の動かし方が違う
・チェッカー:8x8か10x10マスを使いオセロのように駒を動かして相手の駒を全部取ったら勝ち
・ブリッジ:2組のペアーでカードの強さを競う
シャンチーとチェッカーは名前を聞いたことが無かったのでそんなに競技人口が多くはないと思っていたが、世界の競技人口が非常に多い。
・チェッカー:日本 100人、世界 10億人
・シャンチー:世界 5億人(うち中国は20万人)
・チェス: 日本 100万人、世界 5億人
・ブリッジ: 日本 20万人、世界 1億人
・囲碁: 日本 400万人、世界 4000万人
・将棋: 日本 1000万人、世界 不明
上記の通りチェッカーとシャンチーの10億人というのにはビックリしたとともに、世界にはいろんなゲームがあると驚いた。
ちなみに主なスポーツの世界の競技人口は以下の通り。
・バスケット:4億5000万人
・サッカー: 2億5000万人
・クリケット:1億数千万人
・テニス: 1億人
・ゴルフ: 6500万人
・野球: 3000万人
この数字を見ると競技人口の多いバスケットやサッカーよりもチェッカーやシャンチーの競技人口ははるかに多い。日本でももしかしたら流行るかもしれない。
※画像は「Checkes Free」Optime Software LLCより
日本は昔から囲碁が強く2008年に北京で行われた頭脳五輪で囲碁などでメダルを取っていたが、今は中国、韓国が強い。今、囲碁を小・中学の授業での必修化が検討されているようだ。
かつて「ピンポン外交」などがあったが、これらが文化交流となり、これを機会に流行ると面白い。5億、10億もの競技人口がいるとは、どこの国でどれだけの競技人口がいるのかをもう少し調べてみたい思った。この言葉も知らなかったので非常に興味深く感じたと語っております。