時代を読む

ジャーナリスト嶌信彦のコラムやお知らせを掲載しています。皆様よろしくお願いいたします。

本日のトークファイルの内容

スタッフです。
本日の「森本毅郎・スタンバイ」のトークファイルの音源が掲載されました。要約は以下の通りです。

テーマ:相次ぎはじまる東京の”にわか英語”本当に根付くのか?

オリンピックが近いので英語を知っておかないといけということで、学校中心に子供に英語を教えようという動きが盛んになってきている。

例えば、東京都では日本語の使用を禁止した英語のみを使用する英語村を3年後に作ろうとしている。オリンピック向けだと3年後は遅い気がするが、そこで1週間から10日で英語を習得させようとしている。本気で英語に取り組むのだとその日数では短いのではないかと思う。

韓国では10年ほど前から英語村を始め、レストラン、銀行などを備えたテーマパークのような施設で英語のみを使うというほうがまだ英語に馴染める気がするが、4泊15万円位。東京都が視察に行った際、ハンバーガーショップで購入するのにお互いに韓国語で会話しているのを目撃したようだ。

舛添都知事は「韓国の英語村は失敗の面があったと聞いているので、プラスマイナスの面を研究し、外部の意見を取り入れていきたい」と語っている。

また、東京都は英語のトライアル講座を八王子、小金井、港の三か所で実施した際には応募が60人。8時間程度の講座でとてもオリンピックに役立つとは思われず、予算をとるためにやっているように感じられる。受講者は笑顔に自身がついたという談話のようだ。

品川区の商店街では店主に英語を教えており、英語の先生がお客様として訪問し、英語で接客するという取組みを実施。参加した店主は疲れたという感想のようだ。

都ではオリンピック関連の英語の話し手を3万5千人育成するため5千万円の予算を組んだ。日本は形ばかり気にしているが、私は今日本に各国から来ている留学生を活用して、各国からの選手団の通訳として活躍してもらうのがよいのではないかと思う。そうすることにより留学生もオリンピックに携わり、いい思い出が出来る。留学生は日本語も達者な方が多いのでよいのではないだろうか。

文部科学省の調査によると高校3年生の平均的な英語の学力は中学程度に該当する英検の3級以下であり、2級以上でないともてなすことは厳しい。

わずか8時間で付け焼刃的に英語を教えるのではなく、学校の先生に英語を徹底的に教えるなどの工夫が必要ではないかと語っております。

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