時代を読む

ジャーナリスト嶌信彦のコラムやお知らせを掲載しています。皆様よろしくお願いいたします。

昨日のトークファイルの内容

スタッフです。
昨日の「森本毅郎・スタンバイ」のトークファイルの音源が掲載されました。要約は以下の通りです。

テーマ:ショッピングセンター大変化!GWはどこが勝つのか?

今消費が落ち込んでおり、消費者の財布の紐も固い。GWのみならずオリンピックに向け、ショッピングモールの競争が激しくなっている。

そんな中、面白いショッピングモールがいろいろと出てきている。いくつかご紹介すると沖縄中部にある「イオンモール沖縄ライカム」には1000匹の魚が見られる大水槽があり、東京ドーム4個分の敷地にアパレルなどの専門店が49店。新たなスタイルで人を集めている。

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※画像はイオンモール沖縄ライカム動画より

大阪では27日に「もりのみやキューズモール BASE」という1周300mのランニングコースやフットサルコートを備えた、国内初の走れるショッピングモールが日生球場跡地にオープン。この地区は豊かに生きる心からだ特区と言われ、近くには大阪城公園がありスポーツに親しまれている地区。スポーツ用品が充実しており、近所でスポーツをした人たちに寄ってもらうことを目的としているようだ。

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※画像はもりのみやキューズモール BASEサイトより

東京には、昭島市に3月「モリパーク アウトドアヴィレッジ」がオープン。ここには、国際競技基準にのっとった突起物のある壁(クライミングウォール)があり国際大会の開催が可能、カヌーが出来る池、ジムやヨガスタジオを備えている。


※画像はモリパーク アウトドアヴィレッジサイトより

なぜこういった特色のあるモールが出始めたのかというと、ショッピングモールが行き詰まり状態にあるからと言える。昨年のショッピングモールの開業は55件、一昨年の15%の減少。今年はもっと減少傾向で、飽和状態である。問題は顧客の囲い込みにあり、こういった独創的なショッピングモールが登場し始めた。

これと似た状態はブランドものの型落ち品を扱っているアウトレット。今や商品が不足しているため、わざわざ型落ち品を作る工場まである。国内では現在38ヵ所あるが、20~30ヵ所で飽和状態にあると言われるので、厳しい状態である。

都内のミッドタウンや六本木ヒルズも開業当初は人があふれていたが、いまや落ち着きを見せている。

さまざまなところで苦しさが露呈し始めており、人を集めることでおカネを落としてくれると考え、新たに人を呼べるものが作られている。レストラン等の飲食店もそういう状況が見受けられるので、そういった視点でショッピングモールやお店を見ていくと面白いのではないかと語っております。

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