「平山郁夫と旅するシルクロード」展が10日から帝京大学総合博物館にて開催
スタッフからのお知らせです。
帝京大学総合博物館(東京都八王子市)にて、10月13日から「平山郁夫と旅するシルクロードースケッチブックのなかの対話ー」が開催される運びとなりましたのでご案内いたします。
今回、平山郁夫シルクロード美術館(山梨県北杜市)が所蔵するスケッチや現地で収集された切子や置物などが展示されており、シルクロードの雰囲気に触れることが出来ます。さらに、帝京大学シルクロード学術調査団がキルギス共和国にて発掘調査を進めている、東西の結節点として栄えた交易都市のひとつである「アク・ベシム遺跡」についても合わせて紹介されています。
平山様は1959(昭和34)年に第44回院展で入選した「仏教伝来」が美術評論家・河北倫明氏の新聞評で名を馳せ、その後、シルクロードへの旅を重ねていきました。 当時、戦後の混迷期で日本画滅亡論が叫ばれ、勤労動員時に被爆した原爆症により命の危険と隣り合わせでもありながら、独自の表現の模索を続けていました。この作品で独自の表現を掴み、以後「釈迦の伝記である仏伝」を題材に独自の画風を確立しました。シルクロードへの旅は130回を超え、その間に2万点にものぼるスケッチが描かれています。
かつて商品が行き交い、仏教を始め東西の文化が交流したシルクロードは日本文化の源流であり、平和の象徴でもあると生前、平山様は述べておりました。2002年には私財を投じてウズベキスタン・タシケント市に文化遺産の調査・研究・研修・展示施設「国際文化キャラバンサライ」を開設されています。
貴重なスケッチが直接拝見できる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでいただけると幸いです。関連するさまざまなイベントがあるようですので、詳細は以下リンクを参照下さい。
会期:2018年10月13日(土)~12月15日(土)
開館時間:9:00~17:00(16:30最終入館)
開館日:月曜日~土曜日
休館日:日曜日、祝日、その他大学の定める休日
料金:無料
場所:帝京大学総合博物館(東京都八王子市大塚359 八王子キャンパス ソラティオスクエア B1)