中間選挙後のアメリカと日本 ―スタンプラリー外交でいいのか?―
11月6日に行なわれた注目のアメリカ中間選挙の結果は、ほぼ事前の予想通り上院は共和党が51議席以上を確保し過半数(51議席)を維持した。一方下院では民主党が223議席以上を獲得し8年ぶりに過半数(218議席)を取り勝利した。この結果、19年初めからの116議会では、上院と下院の多数党が異なる“ねじれ”国会になることとなった。もともと中間選挙では、過去においても野党が伸ばすといわれており、その点では民主党の下院勝利は予想通りだった。トランプ大統領は「下院は数が多すぎて回りきれない」とし、上院選挙に力を入れていたこともあり、「中間選挙は勝利だった」と宣言。民主党は下院の過半数確保に勝利宣言をし、結果としては“痛み分け”になったとみることができよう。
書籍情報
プロフィール
検索