3日(日) TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:高橋素彦氏(新潟医療福祉大学講師・義肢装具士)二夜目音源掲載
3日(日)のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は義肢装具士の高橋 素彦氏をお招きした二夜目をお届けしました。
大学で精密機械工学を学び内装業の会社に就職したが、義肢装具に興味を持ったのは22歳の時。義肢装具を仕事にしようと決意した経緯や、初めて義足を付けた患者さんの姿を見て感じたこと、障害者がスポーツに取り組むためのサポートや競技で使う用具の研究など、次の目標への意気込みについて伺いました。
ゲストの方に定期的にお伺いしている『おもわずほほえんだ話』は、義肢装具士になって間もなく、先天性の障害を持つ患者さんが通われる科で働いていた。靴の中に入れる中敷き(インソール)を女の子に作った際、初めにインソールを靴に入れ試し履きをしてもらったところ、女の子は靴を履いたとたんに病院中を走りまわり、廊下に出て行ったほど。するとその女の子のお母さんが「もう、大丈夫です。靴が合わないと全くそこから動きませんから。」と言われ、元気に走っている姿をみて思わず微笑んでしまったというエピソードをご紹介くださいました。その姿を見て、思わず涙が出たようです。
患者さんたちに挑戦しろ、挑戦しろというのではなく、自分が挑戦しないといけないという気持ちを忘れずに進んでいかなければならないと思ったという気持ちも披露いただきました。
音源はradikoにて日曜(10月10日)までお聞きいただけます。
全会は、東京2020パラリンピックで、選手村にある「修理サービスセンター」のボランティアスタッフを務め、世界中から集まったエンジニアや義肢装具士と同じ目的を持って働けたことの喜びやエピソード、パラリンピアンが最高のパフォーマンスをできるよう義足や車いすのメンテナンスをしながら学んだことについて伺いました。
合わせて、高橋氏の毎日新聞の記事をご紹介いたしますので、合わせてぜひ以下を参照ください。