衛藤晟一首相補佐官がユーチューブに投稿した動画で「アメリカに失望した、中国にちゃんとモノが言えないようになっている」と批判。米国が安倍首相の靖国参拝に”失望”と声明したことに反論したわけだ。個人でどう考えようと構わないが、首相側近の政治家がさらに事を荒立ててどうする?
中国、韓国はもう少し冷静な大人の対応ができないものか。中国の海洋主権に関する一連の発言と行動、朴槿惠韓国大統領の激しい対日批判や日本大使館前の慰安婦像設置等々。これでは話合いの糸口はつかめず欧米からアジアの不安定さに懸念が出るし、投資も躊躇するだろう。
アジアでいわゆる”中所得国のワナ”に陥る懸念が出ている。タイの政情不安、東南アジア諸国の急激な賃上げ、中国の腐敗汚職と環境の悪化。アジアで先進国へ移行できたのは日本、シンガポール、香港など僅か。成長してくると社会、政情不安や賃金の急増で投資が逃げるのだ。