時代を読む

ジャーナリスト嶌信彦のコラムやお知らせを掲載しています。皆様よろしくお願いいたします。

後手後手だった日本のコロナ対策 感染者少なく油断?

 f:id:Nobuhiko_Shima:20210611200505j:plain

 5月の連休で天気も好天続きだったのに、人々の間ではむしろ不安が蔓延した。原因はもちろん新型コロナウイルスの感染が止まらず、それどころか最近ではコロナウイルスの感染者にインドで広がる変異種の割合が高まり警戒を強めている。インド型の変異種は、イギリス型より感染力が50%強く、聴覚障害や重度の胃の不調、壊疽(えそ)につながる血栓といったコロナ患者に通常は見られない症状が出ているという。

 

 

続きは、本日配信のメールマガジンまぐまぐ」”虫の目、鳥の目、歴史の目”にてご覧ください。(初月無料)

 

 

 

6日(日) TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:ポケットマルシェ代表・高橋博之氏 三夜目音源掲載

f:id:Nobuhiko_Shima:20210604180935j:plain

日曜(6日)のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)はポケットマルシェ代表・高橋博之氏をお招きした三夜目をお届けしました。

東日本大震災後、被災した岩手県の県議から知事選に出馬。次点で落選した後、食べ物付き情報誌を創刊した理由や、「観客」になるのではなく、新型コロナウイルスの感染拡大や今後起こりうる震災・気候変動など、誰もが難民化するリスクがある昨今を生き抜くヒントとはなにか、高橋氏の視点で語っていただいております。

一夜目は、震災後、生産者と消費者を結び農水産品を直販するアプリを運営して気づいたこと、コロナで手にした時間で人々が変わった面や、生産者と消費者の「間」を取り持つ意味、都会と地方の家族がネットでたわいもない話をする大切さなどについて伺いました。

二夜目は、ともすれば人の食事がスマホの充電と同じになりつつある今、農家や漁師とコミニュケーションしながら自分の食材を購入する時代へ、都市と地方の人の関係性を育むサイトを立ち上げた経緯や意義について伺っております。

二夜目の番組内でご紹介した「かまちゃん農園」さまの一寸そら豆の画像をご紹介します。心温まる直筆のお手紙を添えて頂きました。

f:id:Nobuhiko_Shima:20210604183149j:plain

ポケットマルシェ様のサイトは以下リンクを参照ください。旬の食材が満載です。

また、先週わが家にはポケマルさんでハナウタカジツさんに頼んだ桃が届き、食卓が潤いました。早速、桃の上にブラータ(チーズ)を置き、気に入っている関西の山椒をふんだんにかけ、オリーブオイルを適量かけ堪能しました。

季節ごとに様々な食材で旬な食材を堪能できるのが魅力です!

f:id:Nobuhiko_Shima:20210608185434j:plainf:id:Nobuhiko_Shima:20210608185458j:plain

 

高橋氏が上梓された書籍をご紹介いたしますので、合わせてぜひご覧ください。

 

次週は、ももいろクローバーZのマネージャー兼プロデューサーの川上アキラ氏をお迎えする予定です。

コロナ拡大でも五輪?橋本聖子会長は英断を!

f:id:Nobuhiko_Shima:20210608164922j:plain

いまや東京五輪パラリンピックの7月開催を1日も早く中止すると日本は宣言すべきではないか。すでに日本政府と東京都、大会組織委員会は、今年3月に海外からの一般観客の受け入れ中止を決めている。観客を国内に限定し、観客数の上限も決めるというが、もはやスパッと中止を宣言した方が、ゆるんできたコロナ対策にもプラスになろう。

東京五輪パラリンピックの開催まで2ヵ月あまりとなった。にも拘わらず大会組織委員会と東京都・日本政府はいまだに中止の決断が出来ずにオロオロしている感じだ。最近の新聞通信調査会の海外5ヵ国の世論調査でも「中止または延期すべきだ」という回答が全ての国で70%を越えたという。世界の常識でも“東京五輪は中止が真っ当な判断”とみているのだ。コロナウイルスは世界中で蔓延し感染者数は、5月の連休明けの時点で1億5600万人、死者は325万人を越えた。

日本の感染者数は70.5万人、死者は1.2万人と世界に比べると極めて少ない。最も多いアメリカは3305万人(死者58.8万人)、2位のインドが2603万人(死者29万人)、3位のブラジルは1589万人(死者44万人)と桁違いに多い。またフランス、イギリス、ドイツ、ロシアなどヨーロッパでは4635万人(死者119.4万人)となっている。

しかもコロナ禍は世界的に第4波に突入しており、どの国も“オリンピックで平和の祭典”などと言っていられる状況ではなく、候補選手を選ぶことにも苦労していると聞く。各国ともコロナウイルスを収束させることが最大の政治目標であって、日本についていえば先進国の中で最もワクチン接種の比率が少なく日本のワクチン接種がいつ本格的に始まるか、が最大の関心事だろう。3月末に終了しているはずの医療従事者への接種が5月下旬の時点で2割、約3600万人の高齢者への接種も1%に達していない。

菅首相は「五輪をやらない選択肢はないし緊急事態宣言と五輪実施は関係ない」とし、「五輪の実行は人数が新型コロナに打ち勝った証しになる」とも述べてきた。しかし、五輪まで2ヵ月あまりとなった現在もなお緊急事態宣言の第4波を発している状況では菅首相の発言が空しく響くばかりだ。

大会組織委員会の会長は、森喜朗元首相が失言続きで辞任したため、副会長で7回の五輪出場を誇る橋本聖子さんが会長職を継いだ。そこへコロナ禍の大波が押し寄せ、五輪開催は単なる競技と平和の祭典ではなく世界の政治問題となってしまった。橋本さんは最も厄介な時に会長を引き受けさせられてしまったといえる。こうなった以上、橋本さんは周囲の政治的思惑に忖度することなく“国民のいのち第一”を考えて決断したと言ったらどうだろう。その選択に文句を言う人はいないと思う。本来なら菅首相が中止決断の音頭を取るべきなのだ。
【Japan in-depth 2021年5月22日】

掲載ページは以下を参照ください。

■参考情報
・『東京五輪、首相「私自身は主催者ではない」…開催の判断基準を明言せず』読売新聞 2021/06/07
 菅首相は7日の参院決算委員会で、東京五輪パラリンピックの開催について、「世界から選手が安心して参加できるようにし、国民の生命と健康を守っていく。これが開催の前提と考えている」と述べた。(中略)
 開催判断に関しては「私自身は主催者ではない」と述べるにとどめ、可否を判断する具体的な基準も明言しなかった。 

画像:flickr Dick Thomas Johnson氏(Tokyo 2020 Olympic Games: Monument of Olympic Rings)

日曜(30日) TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:ポケットマルシェ代表・高橋博之氏 二夜目音源掲載・6日 三夜目

 f:id:Nobuhiko_Shima:20210604180935j:plain

日曜(30日)のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)はポケットマルシェ代表・高橋博之氏をお招きした二夜目をお届けしました。

ともすれば人の食事がスマホの充電と同じになりつつある今、農家や漁師とコミニュケーションしながら自分の食材を購入する時代へ、都市と地方の人の関係性を育むサイトを立ち上げた経緯や意義について伺いました。音源は日曜までお聞きいただけます。

番組内でご紹介した「かまちゃん農園」さまの一寸そら豆の画像をご紹介します。心温まる直筆のお手紙を添えて頂きました。

f:id:Nobuhiko_Shima:20210604183149j:plain

ポケットマルシェ様のサイトは以下リンクを参照ください。旬の食材が満載です。


日曜(6日)は高橋氏をお迎えする三夜目をお届けします。
東日本大震災後、被災した岩手県の県議から知事選に出馬。次点で落選した後、食べ物付き情報誌を創刊した理由や、「観客」になるのではなく、新型コロナウイルスの感染拡大や今後起こりうる震災・気候変動など、誰もが難民化するリスクがある昨今を生き抜くヒントとはなにか、高橋氏の視点で語っていただいております。ぜひお聞きください。

一夜目は、震災後、生産者と消費者を結び農水産品を直販するアプリを運営して気づいたこと、コロナで手にした時間で人々が変わった面や、生産者と消費者の「間」を取り持つ意味、都会と地方の家族がネットでたわいもない話をする大切さなどについて伺いました。

 

高橋氏が上梓された書籍をご紹介いたしますので、合わせてぜひご覧ください。

日曜(16日) TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:料理研究家でNPO法人「ビッグイシュー基金」共同代表 枝元なほみ氏 二夜目音源掲載

f:id:Nobuhiko_Shima:20210510143245j:plain

日曜(16日)のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は料理研究家NPO法人ビッグイシュー基金」共同代表 枝元なほみ氏をお招きした二夜目をお届けしました。音源がradikoに掲載され日曜までお聞きいただけます。

新型コロナウイルス禍で生活困窮者が増える中「ビッグイシュー日本」が始めた「夜のパン屋さん」の活動に関わり事業を企画した目的や、雑誌「ビッグイシュー日本版」に連載している名物コーナー「ホームレス人生相談」について伺う予定です。



前回は父は会社員、母は小学校の教員の家庭に育ち、子供の頃は「家族内突然変異」と云われ、学生運動の最後のバリケード封鎖を経験し、卒業間際に劇団で役者兼賄いを務めるかたわら、料理の世界に足を踏み入れ、食や貧困問題にまで関心を持つようになった経緯についてお伺いしました。

枝元氏のレシピ本や共同代表を務められている「ビックイシュー」は以下リンクを参照ください。

最新号のビックイシューは、以前ゲストにお越しいただいた田中泯氏と柳楽優弥氏のスペシャルインタビューが掲載されております。合わせてご覧ください。


次回は、ポケットマルシェ代表・高橋博之氏をお迎えする予定です。 

コロナ対策 連休までが勝負だった!  国民の不満・ストレス高まるばかり

f:id:Nobuhiko_Shima:20210514184637j:plain

 

菅義偉首相は、政権発足当初から「第一の仕事はコロナウイルス感染の収束だ」と宣言していた。しかし、日本のコロナ禍は依然、収束にはほど遠く、より強力な変異ウイルスの流行も現実化してきた。ワクチンの開発で遅れをとり、さらに政府と医療業界、製薬会社などが一体となって感染対策への戦略を実施しているようにもみえない。国民は不安とストレスを感じたままコロナ対策への展望を見出せず2年目を迎えている。政府は口でいうだけでなく、コロナ対応戦略の本気度を示すためには医療業界、医者、医療機関などを具体的プロジェクトで引っ張っている姿をみせるべきだろう。

 

 

続きは、本日配信のメールマガジンまぐまぐ」”虫の目、鳥の目、歴史の目”にてご覧ください。(初月無料)

 

画像:PhotoAC  (Hadesさん)

分断化で取り残される階層 資本主義社会の危機も・・・

f:id:Nobuhiko_Shima:20210510192537j:plain

 2005年から約20年にわたりドイツの首相を務めていたアンゲラ・メルケル女史がまもなく政界を引退する。メルケル首相はここ20年のドイツを牽引してきただけでなくヨーロッパ連合EU)のリーダーとして世界に存在感を示してきた女性政治家だった。ヨーロッパはドイツだけでなく、イギリス、フランス、EU委員長なども新しい顔ぶれに代わり、メルケル後のヨーロッパの求心力はどこへ移るのか、アメリカ、ロシア、中国など世界中が注視している。

 メルケル氏は牧師の長女として1954年にハンブルグで生まれたが、生後まもなく東ドイツへ移住し、東ドイツで育った。小さい頃から成績は優秀で全科目ともトップクラス。特に数学、物理学、ロシア語に優れていた。ライプツィヒ大学卒業後、東ベルリンの科学アカデミーに就職し理論物理学を研究し博士号を取得している。その時代に最初の夫ウルリッヒメルケル氏と結婚した。1989年ベルリンの壁が崩壊した時、友人達と初めて西ベルリンに入ったが、その時は35歳でまだ一般の女性だった。

 その後政治の道に入り、東西ドイツ統一後のキリスト教民主同盟(CDC)に入党、90年の連邦議会選挙で初当選すると第四次コール政権の女性・青少年問題担当相に抜擢され、以後もコール首相に見込まれ“コールのお嬢さん”などと呼ばれた。政界入りしてから着々と実力を発揮しやり手の政治家として注目され、最近は“ドイツのお母さん”と言われている。05年の総選挙勝利後CDU・CSUキリスト教社会同盟)、SPD社会民主党)が大連立を組みメルケル氏がドイツ初の女性首相に就任した。その後の選挙では第一党になるものの、単独過半数には至らず常に連立を組んで政権を維持してきた。

100万人を越える難民受け入れや原発の廃止、ウクライナ危機におけるロシアとの停戦協定実施、保育園の増設など共働き家庭への支援、ギリシャ危機への対応――などを決断してきた。支持率は40%台に低下したこともあったが概ね60%前後を維持し安定政権を続けた。ギリシャなどに緊縮財政を要求し、“浪費は罪深く、借金の返済は道徳的義務だ”と述べると、一部の学者から“他国にモラルを押し付け、緊縮財政を強要している”と批判されたりしたが妥協しなかった。また無類のサッカーファンであることも有名だ。

 ベルリンの壁崩壊後は、世界経済のグローバル化が急速に進んだ時代だった。資本主義、自由主義社会の危機にまでつながる可能性を指摘する声も出ており、メルケル後のドイツのリーダーは責任が重い。 
【財界 2021年3月10日 第537回】

 

■補足情報
・ドイツの連立与党、支持率が過去最低に落ち込む-世論調査 Bloomberg 2021年5月10日

ビルト日曜版の委託でカンターが実施している週間世論調査によると、9日公表の調査結果でドイツの連立与党、キリスト教民主同盟(CDU)とキリスト教社会同盟CSU)の支持率は前回の24%から23%に低下し過去最低。緑の党は1ポイント下げて26%になったものの、全国レベルで約2年ぶりの最高水準近くを維持している。 


画像:Wikimediacommons 「ベルリン国会議事堂」Arnoldius 

 Facebook

 嶌信彦メールマガジン

 嶌信彦メールマガジン

書籍情報
日本人の覚悟

日本人の覚悟―成熟経済を超える

(実業之日本社)
【著】嶌 信彦


日本の「世界商品」力

日本の『世界商品』力

(集英社新書)
【著】嶌 信彦

     
首脳外交

首脳外交-先進国サミットの裏面史

(文春新書)
【著】嶌 信彦


 
嶌信彦の一筆入魂

嶌信彦の一筆入魂

(財界研究所)
【著】嶌 信彦


ニュースキャスターたちの24時間

ニュースキャスターたちの24時間

(講談社)
【著】嶌 信彦
       

 日本ウズベキスタン協会