時代を読む

ジャーナリスト嶌信彦のコラムやお知らせを掲載しています。皆様よろしくお願いいたします。

オリンピック、問題が続々噴出

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 2020年の真夏の東京オリンピックを前に、懸念していた問題が次々と表面化してきた。暑さと健康、膨れ上がる経費と予算、マラソン会場の札幌移転に伴う東京都と国際オリンピック委員会(IOC)、日本のオリンピック委員会(JOC)との不況和音――等々だ。

 暑さ問題は深刻だ。19年9月にカタール・ドーハで開催されたマラソン、50キロ競歩陸上世界選手権では、深夜0時前後にスタートしたにもかかわらず、棄権者が続出してしまった。日本の50キロ競歩の代表だった野田明宏選手も途中棄権し、担架で病院に運ばれた。野田選手は日本で優勝したこともある一流アスリートだったが、暑さで体調を崩してしまったのだ。この大会では20%以上の選手が途中棄権したといわれている。

 こうした情報が広がったせいか、東京都教育委員会がオリンピックの観戦企画を提供しているものの、不参加(辞退)を決める小学校が相次いでいる。12月中旬まででは、都内の公立小の約46万人の生徒のうち参加率は約83%にとどまり、なかでも3~4年生は7~8割、2年生は約66%と低学年になるほど観戦希望者が減っているというのだ。

 こうした実情を考えてIOCはマラソンと50キロ競歩の開催場所を札幌にしたいと申し出て、オリンピック主催都市の東京都の抵抗を却下してしまった。マラソンはオリンピックの一番の花形競技なので、東京都は“目玉”をさらわれた格好となった。小池百合子都知事は「通告に近い形で決められた。あえていうならば“合意なき決定”だった」と抗議したが、最終決定権はIOCJOCが持っているため、結局諦めざるを得なかったようだ。「あまりにも唐突で不誠実。開催都市を見下していると感じた」と不満を述べ、主催都市と五輪組織委員会の間に大きな溝を作った格好だ。今後の両者の協力体制に不安を残す結果となっている。

 オリンピック経費も上限1兆3500億円と定めているため、この数字にあわせた予算となっているが、会計検査院は12月4日に「国は関連経費としてすでに1兆6000億円を支出した」と公表した。その他の関連経費を含めると総額3兆円を超しているのではないかとみられている。いまやオリンピックは、経費がかかりすぎて主催を申し出る都市はどんどん減ってきているのが実情という。

 一方で選手たちの間でも賞金の高い世界選手権には出場するが、オリンピックは敬遠するケースが出てきている。真夏の五輪となった背景には、欧米のテレビ局が秋のスポーツシーズンの人気スポーツに対して高い放映権料を出して囲い込んでしまっている事情もある。オリンピックはさまざまな点で岐路を迎えているといえそうだ。
TSR情報 2020年1月8日】


※嶌は以前より酷暑のオリンピック開催に関する提言をしてまいりました。参考まで過去に書いたオリンピック関連のコラムならびにTBSラジオ森本毅郎・スタンバイ!」にてお話した内容をご紹介します。ご興味をお持ちの方は合わせて参照いただけると幸いです。

■コラム
・なぜ真夏の五輪か? 14.10.20 電気新聞
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20141020

・~真夏の東京五輪を変えよう~ 14.11.05 TSR情報
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20141105

東京五輪後の日本の進路 どんな国をめざすのか 15.02.05 財界
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20150205

・寒々しい五輪風景 15.08.03 電気新聞
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20150803

・アスリート・ファーストのいかがわしさ 15.09.17 財界 
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20150917

・地に落ちた東京五輪評判 15.10.01 財界
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/201510011

・真夏の東京五輪、見直すべき 18.02.17 Japan In-depth
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20180222

・五輪の日程変更を! 18.08.08 電気新聞
 https://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20180814

・本当に「真夏のオリンピック」でいいのか ―リタイア選手続出とならなければいいが・・・― 19.04.08
 https://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20190417


TBSラジオ 森本毅郎・スタンバイ 日本全国8時です
東京五輪の課題解決のヒントを過去の五輪から紐解く  16.08.24 
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/201608241
 
・アスリートファーストは妥当か? 16.05.19 
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20160519

・オリンピックと政治、印象に残っている選手 15.12.01
 http://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20151201

・真夏のオリンピック開催に物申す 14.10.15
(放送内容のまとめの掲載なし)

画像:Wikimedia Commons

日曜(19日)TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』 ゲスト:作家 篠田節子氏

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スタッフからのお知らせです。

日曜(19日)のTBSラジオ 『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は作家の篠田節子氏をお迎えします。

市役所職員から小説家に転身し、1990年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタン 神の座』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞を受賞。多くの賞を受賞しながら人気作家として数々の作品を世に送り出してこられた作家活動についてお伺いする予定です。

篠田氏が上梓された本の一部をご紹介します。

ウズベキスタン紀行 ~74年を経た抑留者の想いと共に~ 

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スタッフからのお知らせです。既報の通り、嶌が会長を務める日本ウズベキスタン協会主催の20周年記念旅行が開催され、昨年の9月6日から13日までウズベキスタンに行ってきました。参加された方々の方より感想を寄せていただきご紹介しております。

今回は、永田 立夫さんからの寄稿文を紹介します。永田さんは、『ナボイ劇場』建設に携わられ隊長を務められた永田行夫さんのご子息です。これまでずっとウズベキスタンを訪問されたいという願いをもっていらっしゃいましたが、なかなか叶わず今回やっと念願が叶い非常に喜ばれていらっしゃいました。

特に『日本人墓地』と『ナボイ劇場』を訪問された際、非常に感慨深く墓碑のお名前や劇場を隅々までご覧になられ、感動されていらっしゃる姿が印象的でした。

以下、永田 立夫さんの寄稿文をご紹介します。

永田 立夫さん

永田 立夫さん

2019年9月、日本ウズベキスタン協会設立20周年記念旅行に参加し、念願のウズベキスタンを訪ねる機会に恵まれました。8日間の行程に詰め込まれた訪問先は、どこをとってもハイライトといえる魅力にあふれる旅でした。今回、その中のいくつかを紹介します。

ウズベキスタン航空 HY528便

ウズベキスタン航空 HY528便

9月6日成田空港からウズベキスタン航空にて一路、首都タシケントを目指し飛び立ちました。初めて利用する航空会社で、出発ゲートに入ったときは、まだ現地からの機体が到着しておらず、少し不安でしたが到着後素早く出発準備も整い、定時制は守られているなぁと私の仕事柄(※)、気になり、まずは感心。フライトは快適でした。
(※)永田さんは航空業界で働かれています。

タシケント観光
タシケント到着翌日は、市内観光に出発。一番に訪ねたかった『日本人墓地』、『抑留者資料館』、そして『ナボイ劇場』を巡ることができました。『日本人墓地(ヤッカサライ墓地) 』には、抑留者としてこの地で2年間過ごした父と同じ収容所で過ごし、逝去された長尾清さんと野村浅一さんのお名前を墓碑で見つけ、手を合わせることができました。お二人のことを父から生前聞いていましたので、非常に感慨深かったです。

永田さんとミラキルさん

永田さんとミラキルさん

そして、墓地の近くにある『日本人抑留者資料館』に移動。当時の数々の資料を収集・管理し私費で資料館を運営されている館長のジャリル・スルタノフさんにお会いし、資料館の中を案内いただきました。綺麗に整理し展示されている、当時の手紙、絵、食器、鍋などから、強制労働の中余った資材を工夫して利用していた様が見て取れました。また、一緒に働いていたウズベキスタンの人達からパンや果物を差し入れてもらったお礼にと日本人捕虜が造ったおもちゃや、ゆりかごなども当時のまま残っており、そこからウズベク人との交流も垣間見ることができました。スルタノフさんをはじめ、親子3代に渡り墓守をしてくださっているミラキルさんご一家にも大変感謝しております。

ナボイ劇場をユリア館長の案内で見学

ナボイ劇場をユリア館長の案内で見学

その後、最も訪問を楽しみにしていた『ナボイ劇場』に到着。これまで何度もTVや本で紹介されていたものの、実際にこの場所に立ち、触れてみたいと強く思っていた場所でした。戦争終了後、日本に帰国できると信じながら、見ず知らずの地に連れてこられ、2年余りこの劇場の建築に携わった方々の想いを、戦争を知らない世代である自分が見て、感じることで、自分の中でもやもやしていた何かが晴れたような気がしました。

『ナボイ劇場』舞台でのバレエの練習風景

『ナボイ劇場』舞台でのバレエの練習風景

幸運にも、『ナボイ劇場』のユリア館長自ら案内と説明をして下さいました。劇場内部にも入ることができ、さらに閉館時は入ることができない客席からバレエの練習をする風景を見ることができたのは貴重な経験でした。この劇場入り口の柱の見事さ、内部の装飾の荘厳なことと緻密さ、どれをとっても72年前に完成した当時と遜色なく残っているように思えました。劇場中央の巨大なシャンデリアを見て、生前父が「このシャンデリアの取り付けは、みんなで滑車を使って持ち上げて取り付けた一大イベントだった」と話していたことを思い出し、感慨に浸っていた時に、嶌会長から「どうですか、実際に来て、見てみた感想は?」と声をかけられましたが、言葉にすることができず思わず声を詰まらせてしまいました。

ナボイ劇場天井のシャンデリア

ナボイ劇場天井のシャンデリア

まだ20代そこそこの若者たちが、食事もままならない過酷な環境の中で強制的に働かされた時代を考えると、なんて私たちは平和で幸せな人生を送っているのだろう、そして現地で亡くなられた抑留者の方たちが、大都会となったこの街を見たらなんと言うのだろうと改めて感じる一日でした。

アラル海「船の墓場」

アラル海「船の墓場」

■水のなくなったアラル海
タシケントから飛行機で1000kmほど西にあるヌクスに到着。一泊し、そこからバスで砂漠の中をひた走りムナイク地域を目指しました。この地域はかつて世界で4番目の面積を誇る『アラル海』の沿岸で漁業が盛んだったところだそうです。また、昔は兵士を運ぶ船の往来も盛んだったようですが、今はカザフスタン側の治水の影響により水が涸れ、地平線まで見渡せる荒涼とした風景に一変していました。

ここに満々と水を湛えた巨大な湖があったとは、想像もつきません。かつての湖底であったところには錆びついた多くの漁船が取り残され、『船の墓場』と呼ばれています。この風景は確かに見ものではありましたが、わずか数十年もの間にこれだけの環境を破壊してしまう、人間の恐ろしさも同時に感じます。そんな中でも、砂漠に防砂のためサクサウールや赤い花の咲くタマリスクという植物が植えられ、環境に適応する植物の生命力にも驚かされました。

この地で長年にわたり、環境問題に携わられている川端先生、医療問題に携わられている千葉先生のお話も道中、伺うことができ、単なる観光とは異なるとてもユニークな旅となりました。なかなか辿りつくことは難しいようですが、機会があれば水のある所まで行ってみたいものです。

世界遺産の街『サマルカンド
ヌクスからヒヴァにバスで移動し、『イチャンカラ遺跡』を見物。さらにウルゲンチから飛行機で深夜にタシケントに戻るという目まぐるしい旅程を経て、翌早朝には特急列車『アフラシャブ号』でサマルカンドに向かいました。この列車はスペイン製のタルゴで、いかにもヨーロッパらしい洗練されたデザインの列車です。

アフラシャブ号

アフラシャブ号

サマルカンド・・・』この響きはいかにもシルクロードの街という感じがしました。好天に恵まれ、いわゆるサマルカンドブルーがよく似合う一日となりました。ここでの観光の目玉は何といっても『レギスタン広場』。広大な広場の周りはメドレセと呼ばれる神学校やミナレットで囲まれており、ブルーのタイルで装飾された中央アジア独特の幾何学模様の建物が目を惹きます。晴れ渡った青空と相まって、今まで見たことのない鮮やかな色に目を奪われました。また、メドレセの内部は外から想像もつかない世界で、金色で統一された荘厳なドームや壁に囲まれていました。

今回、昼のみならず、夜のレギスタン広場も堪能することができました。夜はプロジェクションマッピングを楽しむことができ、大音量の音楽とともにこの国の壮大な歴史がメドレセに投影されました。国の英雄でもある『ティムール』が登場すると観衆から拍手喝采や歓声が浴びせられていました。広場内の特別な席で鑑賞することができ、とても有意義な日となりました。

レギスタン広場でのプロジェクションマッピング 中央がティムール

レギスタン広場でのプロジェクションマッピング 中央がティムール

■この国の文化と食事情・お会いした方々
ウズベキスタンは多くの遺跡が残るロマン溢れる国であると同時に、都会では開発が進み、旧ソ連時代の古い建物は新しい近代的な建物に生まれ変わっています。平均年齢も若く、これからも発展してゆくことだろうと思います。最終日に訪ねた日本センターでは学生たちと会話する機会もあり、多くの若い人たちが夢を持ち、国の発展のために役立ちたいと考えていることがよくわかりました。

チャイハナ(茶屋)

チャイハナ(茶屋)

街のところどころにはチャイハナ(茶屋のようなもの)があり、古き良き習慣も残っているようです。私は残念ながらチャイハナで男たちがお茶をしているところには出くわすことがなく、そのチャンスはありませんでしたが、旅のメンバーの中には誘われお茶を飲んだ方もいたようです。

食事は「動物性の油を多く使っているため、お腹を壊すよ・・・」と言われ気を付けていたものの見事に壊してしまい、最後まで満足のいく食事を摂ることができませんでしたが、全ての料理が美味しかったです。特に、プロフが本当に美味しく、体調が許せば際限なく食べてしまったと思います。そのほか、シャシュリク、ラグマンなど魅力ある料理も豊富です。

チョルス―バザールのノン

チョルス―バザールのノン

『チョルスーバザール』などにある食材も豊富で、日本では見かけたことのない果物や野菜、カラフルな香辛料、ドライフルーツなどがありました。特筆すべきは、試食した焼き立ての『ノン』の美味さです。『ノン』は、中央に模様の入ったウズベキスタンのパンで、その美味しさに驚きました。

私はお酒を飲みませんが、ワインはレベルが高いようで、ご一緒した方々の多くが飲まれていたので、ついお土産に買ってしまいました。

アートバザール

アートバザール

人の優しさに触れることができたエピソードも紹介します。
タシケントのアートバザールでは蜂蜜が売られていて、多くの種類がありました。何の花の蜂蜜か知りたかったのですが、販売していたお母さんはロシア語しかできず、意思疎通ができず苦労していました。すると、若い女性がスッと来て通訳をしてくれました。おかげで希望のアカシアの蜂蜜を購入することが叶い、大変ありがたかったです。

2日目の懇親パーティでは着任されたばかりの在ウズベキスタン藤山大使や今までネットを通じての会話しかできなかった『NORIKO(のりこ)学級』のガニシェル校長、現地で活躍されている日本企業の方々など、多くの方とお会いし、話ができたことも私にとっては貴重な体験でした。

『NORIKO(のりこ)学級』のガニシェル校長

『NORIKO(のりこ)学級』のガニシェル校長

今回、旅を共にした現地ガイドのドストンさん、添乗員の遠藤さんを含む28名のメンバーと初めて会った方々も含めすぐに打ち解け、非常に仲良くなり、気持ちよくご一緒することができました。皆、全行程を無事に過ごせたことが何よりでした。本当にありがとうございました。

『ナボイ劇場』プレート前で

『ナボイ劇場』プレート前で

最後に嶌会長、川端先生のお力添えで、行く先々で特別な歓迎や出迎えを受け、パトカーの先導で私たちのバスが走るという初体験、食事の席ではそれぞれの地域で伝統的な歌と踊りを堪能することができたことに深く感謝いたします。

日曜(12日)TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』 ゲスト:北極冒険家 荻田泰永氏 二夜目 音源掲載

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スタッフからのお知らせです。

日曜(12日)のTBSラジオ 『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は先週に引き続きゲストに北極冒険家 荻田泰永氏をお迎えした二夜目をお届けしました。番組サイトに音源が期間限定で掲載されました。来週水曜正午までお聞きいただけます。

世界有数の北極冒険キャリアを持ち、単独無補給徒歩での北極点挑戦や、国内外のメディアからも注目される日本唯一の「北極冒険家」の人生観についてお伺いしました。

前回の20年間で16回の北極冒険でわかったことや、カナダ北極圏やグリーンランドなどを中心に単独徒歩による冒険に拘る理由などについてお伺いした放送音源は番組サイトにて明日の正午までお聞きいただけます。

荻田氏のサイトのトップに北極での冒険の様子がわかる動画が掲載されていますので、ぜひ合わせて参照ください。

また、荻田氏は北極での冒険をつづられた本を上梓されております。本とツイッターに掲載された南極探検の模様を合わせてご紹介いたします。

 

 荻田様出演と北極圏の開発に関するコラムを嶌が記しました。ご興味をお持ちの方はぜひ合わせて参照ください。

次回は、作家の篠田節子氏をお迎えする予定です。

新年のご挨拶と日本ウズベキスタン協会新年会開催のご案内  ―ウズベキスタンからみた日本の魅力 ウズベクファンに聞く―

中央アジア・シルクロード舞踏団Guliston(グリスタン)の皆さんのウズベクダンス

中央アジアシルクロード舞踏団Guliston(グリスタン)の皆さんのウズベクダンス

あけましておめでとうございます。新しい年を迎え、皆様にとって吉き年でありますことを心より祈念しております。

昨年は、まさに『ウズベキスタンイヤー』でした。ウズベキスタンが舞台の映画『旅のおわり世界のはじまり』の公開を筆頭に、様々なテレビ番組、雑誌などでウズベキスタン特集がこれほど多く取り上げられたことはありませんでした。さらに、私が会長を務める日本ウズベキスタン協会主催の9月の20周年記念旅行の開催後、12月にはミルジヨエフ大統領が来日。さらに英・エコノミスト誌の『今年の国』や旅行ガイド・ロンリープラネットの『おすすめの旅行先』トップに選ばれるなど、ウズベキスタンは今や世界中から注目される地域となりました。長年ウズベキスタンと共に歩んできた日本ウズベキスタン協会の活動が報われた一年でもあり、これもひとえに皆様の多大な関心と興味の賜物と改めて感じ入っています。日本ウズベキスタン協会では今年度も、皆様にお喜び頂けるイベントを開催してまいりますので、引き続き関心とご興味をお持ちいただくようお願い申し上げます。

サマルカンド レギスタン広場前での20周年記念旅行集合写真

サマルカンド レギスタン広場前での20周年記念旅行集合写真

さて、本年第一弾のイベントとして、恒例の新年会を1月25日にプレスセンターで開催します。今回は、ウズベキスタンのダンス、スポーツ、音楽、料理などで活躍している方々からお話を伺う予定です。毎年恒例のウズベクダンスを披露し、会場を盛り上げてくれる『中央アジアシルクロード舞踏団Guliston(グリスタン)』の皆さんをお招きし、なぜ、ウズベクダンスに興味を持たれたのか、グリスタン結成の秘密、ウズベクダンスの魅力、ウズベクダンスが持つ意味などを伺います。

ウズベキスタンでも活躍された柴村さんと嶌

ウズベキスタンでも活躍された柴村さんと嶌

また、ウズベキスタンなどでプロサッカー選手として活躍し、「ウズベキスタン日本スポーツ・教育・医療交流協会」を9月1日に発足させた柴村直弥さん、古典弦楽器『ギジャク』を見事に奏でるウズベキスタン出身のイスモノフ・ウミッドジョン(ウミド)さん、料理研究家のアブドラエヴァ・ディラフルズホン(ディーリャ)さんらをお呼びしてウズベクのスポーツ、音楽、文化事情などを聞くと共にウズベク人の日本観などについても合わせて伺う予定です。今、在日ウズベク人は4000人、留学生は2100人おり、ウズベクからみた日本の魅力や日本人観などについても率直にお話いただく予定です。

ウズベキスタンの伝統弦楽器『ギジャク』奏者のウミドさん

ウズベキスタンの伝統弦楽器『ギジャク』奏者のウミドさん

また、トークショーに登壇いただくウミドさんには新たな伝統弦楽器『ギジャク』の演奏をご披露いただきます。ウミドさんはウズベキスタン国立音楽院を卒業後、2007年に国際大会で優勝し、2011年に韓国にて半年間で10回の演奏会を開催されました。さらに同年より後進の育成にも力を入れ、後進の一人が2018年に国際大会にて優勝されています。

大使館から差し入れいただく本場のウズベク料理

大使館から差し入れいただく本場のウズベク料理

中央アジアシルクロードという響きには何かロマンを感ずるものがあります。中央アジアで活躍された柴村さんのサッカーの話もファンには見逃せないでしょう。恒例の大使館からの差し入れいただくウズベク料理とともに今回バザーでは近年人気が高まるウズベキスタンの素敵な茶碗を販売します。

人気が高いウズベキスタンの陶器

人気が高いウズベキスタンの陶器

日本にいながら注目が高まるウズベキスタンの雰囲気を味わって頂ける貴重な機会です。どうかお知り合いの方と共にお出かけ下さい。

[日 時]2019年1月25日(土)14:00~16:00

[会 場]日本プレスセンタービル 10 階(千代田区内幸町 2 ― 2 ― 1)

[交 通]東京メトロ 千代田線・日比谷線 霞ヶ関駅 C4

     東京メトロ 丸ノ内線 霞ヶ関駅 B2

     都営三田線 内幸町駅 A7
     ※駐車場はありません。

[会 費]一般5,000円、会員及び同伴者、高・大学生3,000円、ウズベキスタン出身の社会人2,000円、留学生の方1,000円  
※1 会員の方は,事前に送付しております会報同封の郵便振替用紙にて入金下さい
※2 一般の方は会員と同伴の場合に限り,会員価格です
※3 会員以外の方は,当日受付にて現金にて会費をお支払い下さい
※4 中学生以下の方は無料です
※5 立食パーティー

[申込先]NPO日本ウズベキスタン協会まで

     電話(03-3593-1400)、ファックス(03-3593-1406)、

     メール(jp-uzbeku@nifty.com)(注)満席になり次第受付終了

北極海開発に鎬を削る時代に

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 先日、北極冒険家の荻田泰永さんと対談する機会に恵まれた。荻田さんは北極、南極などの極地の極点に徒歩で向かう極地冒険家だ。しかも単独、徒歩で挑戦し、途中に飛行機などによる物資を補給してもらわない無補給単独徒歩のスタイルを貫いている。2000年に極地冒険家の大場満郎氏が主宰した「北磁極を目指す冒険ウォーク」に参加し700km徒歩行、2002年には1回だけ物資補給を受けカナダ北極圏の500km単独徒歩行に成功している。2017年に南極点にも1130kmを無補給で50日かけ日本人初となる全行程を踏破した。

(中略)
  その北極圏が今、世界の注目を浴び始めている・・・

続きは、本日配信のメールマガジンまぐまぐ」”虫の目、鳥の目、歴史の目”にてご覧ください。(初月無料)

荻田さんは5日と次回12日(日)の2回にわたってTBSラジオ 『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)に出演いただいています。

 

現在番組サイトにて音源を公開しておりますので、合わせてぜひお聞きください。

 

画像:pinotgrigioさんによる写真ACからの写真

日曜(12日)TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』 ゲスト:北極冒険家 荻田泰永氏 二夜目

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スタッフからのお知らせです。

日曜(12日)のTBSラジオ 『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は先週に引き続きゲストに北極冒険家 荻田泰永氏をお迎えした二夜目をお届けいたします。

世界有数の北極冒険キャリアを持ち、単独無補給徒歩での北極点挑戦や、国内外のメディアからも注目される日本唯一の「北極冒険家」の人生観についてお伺いする予定です。

前回の20年間で16回の北極冒険でわかったことや、カナダ北極圏やグリーンランドなどを中心に単独徒歩による冒険に拘る理由などについてお伺いした放送音源は番組サイトにて来週水曜正午までお聞きいただけます。

荻田氏のサイトのトップに北極での冒険の様子がわかる動画が掲載されていますので、ぜひ合わせて参照ください。

また、荻田氏は北極での冒険をつづられた本を上梓されております。本とツイッターに掲載された南極探検の模様を合わせてご紹介いたします。

 

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日本人の覚悟

日本人の覚悟―成熟経済を超える

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【著】嶌 信彦


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(集英社新書)
【著】嶌 信彦

     
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首脳外交-先進国サミットの裏面史

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嶌信彦の一筆入魂

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(財界研究所)
【著】嶌 信彦


ニュースキャスターたちの24時間

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(講談社)
【著】嶌 信彦
       

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