時代を読む

ジャーナリスト嶌信彦のコラムやお知らせを掲載しています。皆様よろしくお願いいたします。

24日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』ゲスト:由紀精密株式会社社長 大坪正人様

f:id:Nobuhiko_Shima:20170922133043j:plain

スタッフからのお知らせです。24日(日)のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30-22:00)は、ゲストに由紀精密社長の大坪正人様をお招きいたします。

ネジ製造から始まり、公衆電話のカードリーダーの部品を作る下請けだった町工場が、およそ10年で大企業に引けを取らない町工場に成長、航空宇宙産業に挑戦するまでについてお伺いする予定です。

なお、由紀精密様は今年の3月8日に皇太子殿下の視察を受けられていらっしゃいます。

止まぬ北の核開発 米朝もし戦わば?

f:id:Nobuhiko_Shima:20170921155033j:plain

北朝鮮が核実験を武器に身勝手な行動をとり始めていても、日・米・韓は思い通りに抑制できずにいる。すでに核実験や大陸間弾道弾の日本の上空を通るミサイルの発射は6回に及び、北朝鮮はいつでも米軍基地のあるグアムを攻撃できると息まいている。

アメリカも2年後位には、北が核弾頭を搭載したミサイルをアメリカ本土まで飛ばせるようになるのではないかと懸念し始めている。9月12日、国連安保理で中・露を含め北朝鮮への制裁強化案を全会一致で決めたものの、北はこれを無視。今や金正恩朝鮮労働党委員長を説得できる術を見失ってしまったかのようだ。

9月3日の6回目の核実験による地震マグニチュード(M)6.1。昨年9月の5回目(M5.3)に比べ、そのエネルギー量は少なくとも10倍程度はあり、過去最大で「水爆の可能性」との見方もあった。

とにかく北朝鮮は、持てる力を全て核開発に賭けており、アメリカと対等の立場で交渉を持ちたいのだ。北朝鮮の要求は、アメリカに北の核開発を正式に認めさせ、北への経済制裁を中止し、北の体制転覆の試みを止める事を約束させることだ。


■韓国に外国人188万人、日本人4万人
むろんアメリカの軍事力からすれば、北への攻撃は容易いことで「世界がみたこともないような炎と怒りに直面するだろう」と脅してはいる。しかし、在韓米軍に2万8000人の駐留兵がいるほか、ソウル在住の外国人は188万人(うち中国人が52.2%、日本人は約4万人)とされ、北朝鮮が有事の際、韓国に攻めてきた時に避難する方法などは検討されていない。

したがって、事実上アメリカが北を攻撃し南北間で戦争となれば在韓外国人の避難は極めて難しいことになる。日本政府は最近の緊張関係をみて日本人の避難などを検討するといわれているようだが事実上は不可能に近いだろう。

結局は、北朝鮮とは対話外交で戦争を避けるしかないが、北朝鮮への制裁を巡ってもアメリカと中国、ロシアとの間でなかなか方針が一致できないのが実情なのだ。

■北のミサイルは10分以内に日本へ
安倍首相は北への対処方針はアメリカと完全に一致しているとし、日本の安全を強調するが、北がミサイルを発射すれば10分内外で日本に到着(グアムまでは14分)し、現代の技術で到着前に撃墜することは殆んど不可能とされている。アメリカが守ってくれるといってもミサイル戦争になれば、日本が独自に対応できる術はないといっても過言ではない。

先日、北朝鮮は北海道沖を通過するミサイルを発射したが、「日本は迎撃しなかった」と政府筋は弁明している。迎撃しなかったというより即時には航跡もわからず迎撃できなかったというのが実情だろう。

一番確実な迎撃法は、敵の発射前に相手基地を攻撃することだが、日本としては相手が確実に日本を攻撃してくるという証拠を掴むなど、いくつもの要件が揃わないと“先制攻撃”となり「核を持たない、作らない、持ち込まない」という日本の国是にふれることになってしまう。先制攻撃を行なうにしてもアメリカにやってもらうしかないわけだ。

米朝の直接交渉も
北朝鮮が8月29日に発射した弾道ミサイルはグアムをいつでも攻撃できると誇示する狙いがあったとみられている。アメリカの報復を避けるため意図的に方向と距離を調整したようで、5月に成功させた中距離弾道ミサイルは「火星12」だったと推測されている。

液体燃料を使った一段式ミサイルで発射後は高度約2100キロに達し、約800キロ飛行して朝鮮半島の東約400キロの日本海に落ちたが、通常角度で発射すれば射程は5000キロに達するとされる。

この後、北朝鮮は「我々は核強国であり、ICBM保有国として北朝鮮を侵害する敵を物理的に征圧できる力を持った」と主張。アメリカが危険な米韓合同演習などで挑発を行なえば「報復と懲罰を受けることを覚悟せよ」と警告している。

ただわかりにくいのは、北が対抗できる強力な手段を持ったとしても、その最終的な狙いは何なのかということだ。本格的戦争になれば北の敗北は必至なのだから、北もやはりアメリカと直接交渉して有利な生き残り手段をみつけたいということになるのだろうか。

■核の使用は国の破滅へ
日本は戦争手段がとれないので、東南アジアなどと組んで北朝鮮を対話外交の輪に引っ張り込む地道な努力を続けるしかないだろう。

アメリカは直接攻撃手段ではなく“中立化(暗殺)”などの手法も模索しているといわれるが、たとえ成功しても朝鮮半島が混乱に陥れば、中国など関係各国に多大な影響を与えることになる。

トランプ政権はシリアに爆撃を敢行したが、シリアには核がないとみたからやれたのだろう。中東の大国イランの核開発を執拗に阻止してきたのもイランが核を持てば中東の情勢は一変してしまうからなのだ。核は有効な外交・戦争手段になりうるだろうが、一歩間違えると国や地域を破壊して元も子もなくしてしまうことに世界はもっと関心を寄せるべきだろう。

それにしても全世界が一致して制裁を突きつけているのに、依然動ずる気配をみせない北朝鮮金正恩委員長の神経はどうなっているのだろうと考えざるを得ない。

【参考資料】
国連安全保障理事会の制裁強化決議のポイント

北朝鮮への年間原油輸出に上限を設定。過去12ヵ月の輸出量の超過を禁じる

・石油精製品の供給や輸出を年間計200万バレルに制限、加盟国に報告を求める

北朝鮮への天然ガス液の輸出禁止

北朝鮮からの繊維禁輸や出稼ぎ労働者への就労許可付与を禁止

金正恩朝鮮労働党委員長を対象とした資産凍結や海外渡航禁止は見送り

【Japan In-depth 2017年9月20日】

画像:Flickr  North Korea — Pyongyang

17日にBS朝日「ザ・インタビュー」に出演しました ゲスト:西郷輝彦様(歌手、俳優)

f:id:Nobuhiko_Shima:20170914135215j:plain

ザインタビュー 西郷輝彦

スタッフからのお知らせです。17日(日)18時からの「ザ・インタビュー」に嶌がインタビューアーとして出演し、ゲストに歌手・俳優の西郷輝彦様をお迎えいたしました。

本番組にて2016年06月19日放送の橋幸夫様、2017年04月15日放送の舟木一夫様と、嶌は「御三家」の皆様にインタビューしております。

番組公式Facebookに収録時のお写真と、西郷様が大切にされている「泣こよかひっ翔べ」 という言葉が紹介されました。

鹿児島弁です。 子供達が小川を飛び越えていきます。中には、小さい子で「こわい、やだ」と泣いている子もいます。そんな時にかける言葉の「何言っているんだ、泣こよかひっ翔べ!」 人生において人は時に選択を迫られ、つべこべいわずに思い切って飛ばなくてはならない事があるのです。   
  

昨日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』ゲスト:女優の白石加代子様 二夜目音源掲載

f:id:Nobuhiko_Shima:20170709133846j:plain

白石加代子様 TBSラジオ 嶌信彦 人生百景

スタッフからのお知らせです。昨日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30-22:00)は、前回に引き続きゲストに女優の白石加代子様をお招きいたしました。番組サイトに10日間限定で音源が公開されております。

公務員を辞め25歳で早稲田小劇場に入団。演出家の鈴木忠志氏の下、看板女優となり「憑依の女優」や「狂気女優」ともいわれ、元劇団員と結婚、退団。蜷川幸雄氏をはじめ多くの演出家との「自我」取り外して舞台を楽しむ女優人生などにつきお伺いいたしました。

前回の怖い話や不思議な話を集めた朗読シリーズ「百物語」を2014年に終えた白石様。22年がかりの仕事を完結させるまでやライフワークとしてきた舞台への思いについてなどにつきお伺いした放送は今週水曜正午まで期間限定でお聞きいただけますので、お聞き逃しの方や続けて聞かれたい方は、合わせてご利用下さい。

白石様は、ただいまNHK連続テレビ小説ひよっこ」に主人公が住む大家さんとして出演され、非常に話題になられています。書籍やDVDが発売されておりますので合わせてご紹介いたします。

また、白石様の女優生活50周年を記念した舞台「笑った分だけ、怖くなるvol.2」が10月から12月に開催される予定です。2015年4月にVol.1に続き、再び佐野史郎様と待望の第二弾です。詳細は、以下リンクを参照下さい。

「笑った分だけ、怖くなるvol.2」

17日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』ゲスト:女優の白石加代子様 二夜目

f:id:Nobuhiko_Shima:20170709133846j:plain

白石加代子様 TBSラジオ 嶌信彦 人生百景

スタッフからのお知らせです。17日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30-22:00)は、前回に引き続きゲストに女優の白石加代子様をお招きいたします。

次回も引き続き白石様をゲストにお迎えし、公務員を辞め25歳で早稲田小劇場に入団。演出家の鈴木忠志氏の下、看板女優となり「憑依の女優」や「狂気女優」ともいわれ、元劇団員と結婚、退団。蜷川幸雄氏をはじめ多くの演出家との「自我」取り外して舞台を楽しむ女優人生などにつきお伺いする予定です。

前回の怖い話や不思議な話を集めた朗読シリーズ「百物語」を2014年に終えた白石様。22年がかりの仕事を完結させるまでやライフワークとしてきた舞台への思いについてなどにつきお伺いした放送は来週水曜正午まで期間限定でお聞きいただけます。

白石様は、ただいまNHK連続テレビ小説ひよっこ」に主人公が住む大家さんとして出演され、非常に話題になられています。書籍やDVDが発売されておりますので合わせてご紹介いたします。

また、白石様の女優生活50周年を記念した舞台「笑った分だけ、怖くなるvol.2」が10月から12月に開催される予定です。2015年4月にVol.1に続き、再び佐野史郎様と待望の第二弾です。詳細は、以下リンクを参照下さい。

「笑った分だけ、怖くなるvol.2」

17日 BS朝日「ザ・インタビュー」に出演 ゲスト:西郷輝彦様(歌手、俳優)

f:id:Nobuhiko_Shima:20170914135215j:plain

スタッフからのお知らせです。17日(日)18時からの「ザ・インタビュー」に嶌がインタビューアーとして出演いたします。ゲストは歌手・俳優の西郷輝彦様です。本番組にて2016年06月19日放送の橋幸夫様、2017年04月15日放送の舟木一夫様と、嶌は「御三家」の皆様にインタビューしております。

以下、番組サイトに掲載された内容の抜粋です。

父は呉服店の営業マン、母は生家で衣料品店を切り盛りしながら2人の兄と姉、そして末っ子の西郷を育てた。豊かな自然の中で育った西郷は活発で、目立つことが大好きだった幼少時代。 兄弟の死からの影響。

 

家出した日に交わした母との今でも忘れられない会話。当時、芸能プロダクションのマネジャーをしていた相澤秀禎氏(元・サンミュージックプロダクション会長)に目をかけられ、スターとしての資質を見いだされ上京を決意。 橋幸夫氏や舟木一夫氏と共に日本歌謡界の「御三家」と称されるまでになり、ライバルとしてしのぎを削った3人。当時の関係性とさまざまなエピソードを赤裸々に語る。

 

その後、御三家ブームは終焉を迎える。レコードのセールスも低迷し、歌手から俳優に転向する決断したきっかけとなったエピソードとは?

 

1973年、26歳でテレビドラマ「どてらい男」に主演。裸一貫からのし上がっていく大阪の商人を演じ評判に。最高視聴率は35.2%を記録し、3年半にわたる大ヒットシリーズに。しかし当初、このドラマへの出演は当時所属していた事務所の大反対にあった理由。

 

その後も人気テレビ時代劇「江戸を斬る」で5年にわたり江戸町奉行遠山金四郎を演じるなど、俳優としての地位を確立。そんな西郷が師と仰ぐのが、名優・森繁久彌氏。数多くの舞台で共演し、森繁氏から学んだこと。

 

また、2度の結婚を経験。最初の相手は、当時人気絶頂だった歌手・辺見マリ様。スター同士の結婚への、当時の周りの反響や9年間の結婚生活に終止符を打った理由。

 

現在、新たな家庭を築き上げた心境も交えて、あまり語られないプライベートについても明かす。 同時代を生きてきた嶌が、奇しくもこの番組で、橋幸夫氏と舟木一夫氏のインタビューを担当してきた嶌は、今回のインタビューで御三家全員と対談することに。ジャーナリストならではの視点で、その知られざる半生に斬り込んでいます。

番組公式FacebookにPR動画が公開されましたので、合わせてご紹介いたします。

緊迫する米朝に日本は傍観か

f:id:Nobuhiko_Shima:20170913140608j:plain

 アメリカのトランプ大統領と北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長による威嚇の応酬はまだ終わりそうにない。軍事力でも国力でも圧倒的に劣る北朝鮮がなぜここまで突っ張るのか。

 北朝鮮は、正恩氏が命令を出せばグアム沖30~40キロメートルの公海上に中距離弾道ミサイル「火星12」4発を発射できると公言している。

 これに対しトランプ大統領は「もし米国に向けて発射すれば数秒でわかる」とした上で、グアム島に着弾した場合には即時に軍事行動をとるといい、周辺海域に着弾した場合にも対応措置を検討すると主張している。いまやどちらも引く構えをみせず”チキンゲーム”のように脅しあう様相をみせている。さらにトランプ大統領は「かつて見たことのない炎と怒りに直面する。我々は臨戦態勢にある」と最大限の脅し文句を掲げて警告している。

 こうした警告が効いたのか金正恩委員長は「米国の様子をしばらく見守る」と発言。
「軍事衝突を防ぎたいなら米国が傲慢無礼な挑発行為と一方的な強要を直ちにやめ、われわれをこれ以上刺激してはならない」と強がりを言いつつも対立の一時的沈静化の姿勢をみせてきた。

 北朝鮮はアメリカ本土まで飛ばせる大陸間弾道ミサイルの開発に成功したことを主張し、強気の姿勢を崩していない。そこまで突っ張る背景としては、アメリカが本気で攻めてきて体制の崩壊を狙ってくるのではないかと危惧しているからだといわれる。ただアメリカは今のところ北朝鮮の体制転換までは意図していないと示唆している。

 今後の節目は、故金正日総書記が軍事優先の方針を決め2010年に制定した8月25日の「先軍節」と9月9日の「建国記念日」だ。昨年は9月9日に5回目の核実験を強行している。ただ、もし米朝が軍事衝突になるとすれば最初の90日間で民間人も含め100万人以上の死者が出ると予測されており、韓国にいる約20万人の米国人の救済も必要となる。

 今回の北朝鮮によるグアムへの発射保留にトランプ氏は「非常に賢明で、十分に筋の通った選択をした」と評価したが、グアムへの弾道ミサイル発射を控えただけでは米朝対話の条件にはならないとし、「北朝鮮が非核化に向けて真剣に取り組んだ時に対話をしたい。まだ我々は真剣な取り組みを見ていない」と突っぱねている。

 米朝ともにメンツを賭けたやりとりになってきているだけに今後の展開はまだ予断を許さない。在韓邦人は約5万7000人(旅行者を含む)といわれるが、日本は米朝の対決に邦人避難、日本企業の保護などに対応する手立てを整えているのだろうか。
【財界 2017年9月19日号 455回】

※本コラムは、先週発売された財界誌に掲載されたものです。その後、9月12日(ニューヨーク時間11日午後)に国連安全保障理事会は、北朝鮮が9月3日に6回目となる核実験を強行したこと等を受け、北朝鮮に対し格段に厳しい制裁措置を課す強力な国連安保理決議第2375号を全会一致で迅速に採択しております。

画像:Flickr / InSapphoWeTrust