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ジャーナリスト嶌信彦のコラムやお知らせを掲載しています。皆様よろしくお願いいたします。

昨日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:料理研究家でNPO法人「ビッグイシュー基金」共同代表 枝元なほみ氏 音源掲載

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昨日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は料理研究家NPO法人ビッグイシュー基金」共同代表 枝元なほみ氏をお招きした一夜目の音源が掲載されました。radikoで日曜までお聞きいただけます。

父は会社員、母は小学校の教員の家庭に育ち、子供の頃は「家族内突然変異」と云われ、学生運動の最後のバリケード封鎖を経験し、卒業間際に劇団で役者兼賄いを務めるかたわら、料理の世界に足を踏み入れ、食や貧困問題にまで関心を持つようになった経緯についてお伺いしました。

枝元氏のレシピ本や共同代表を務められている「ビックイシュー」は以下リンクを参照ください。

最新号のビックイシューは、以前ゲストにお越しいただいた田中泯氏と柳楽優弥氏のスペシャルインタビューが掲載されております。合わせてご覧ください。


次週も引き続き枝元氏をお迎えし、新型コロナウイルス禍で生活困窮者が増える中「ビッグイシュー日本」が始めた「夜のパン屋さん」の活動に関わり事業を企画した目的や、雑誌「ビッグイシュー日本版」に連載している名物コーナー「ホームレス人生相談」について伺う予定です。

 

2日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:「イチローズモルト」の生みの親 肥土伊知郎氏 二夜目音源掲載

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2日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は「イチローモルト」の生みの親・ベンチャーウイスキー社長 肥土伊知郎氏をお招きした二夜目の音源が掲載されました。radikoで日曜までお聞きいただけます。

廃棄寸前だった原酒をもとに「イチローズ・モルト」の第1号が産声を上げたあと、自ら2000軒ものバーを回り販路を開拓、その名を世界にとどろかせるまでのパッションや夢についてお伺いしました。

本放送でご紹介がありました西武ライオンズイチローズ・モルトのコラボレーションウイスキー「ライオンズオリジナルイチローモルト」に関する情報は以下を参照ください。


一夜目は江戸時代創業の酒の蔵元に生まれ、大手洋酒会社に入社、家業の酒造会社に戻るも業績不振で他社の手に・・・

世界の3000種類を超えるウイスキーを6000杯あまり飲んだ末、当時、ウイスキーの人気がなく廃棄寸前だった400樽の原酒を手にして迎えた転機について伺いました。


番組サイトでは、蒸留所の画像と上梓された書籍をご紹介しております。


次週は、料理研究家枝元なほみ氏をお迎えする予定です。

昨日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:「イチローズモルト」の生みの親 肥土伊知郎氏 一夜目音源掲載

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昨日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は「イチローモルト」の生みの親・ベンチャーウイスキー社長 肥土伊知郎氏をお招きした音源が掲載されました。radikoで日曜までお聞きいただけます。

江戸時代創業の酒の蔵元に生まれ、大手洋酒会社に入社、家業の酒造会社に戻るも業績不振で他社の手に・・・

世界の3000種類を超えるウイスキーを6000杯あまり飲んだ末、当時、ウイスキーの人気がなく廃棄寸前だった400樽の原酒を手にして迎えた転機について


番組サイトでは、蒸留所の画像と上梓された書籍をご紹介しております。


次週も引き続き肥土氏をお迎えし、廃棄寸前だった原酒をもとに「イチローズ・モルト」の第1号が産声を上げたあと、自ら2000軒ものバーを回り販路を開拓、その名を世界にとどろかせるまでのパッションや夢についてお伺いいたします。

18日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:品川区の町工場 東亜精工社長  濱田次郎氏 二夜目音源掲載

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18日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は品川区の町工場 東亜精工社長  濱田次郎氏をお招きした二夜目の音源が掲載されました。radikoで日曜までお聞きいただけます。

父が亡くなる前「工場を継ぐのはお前だ」と言われ50歳にしていきなり訪れた転機。工場を継ぐ決意をするまでの心境や、今でも毎日工場で製品作りを学びながら、自分の中であたためていると仰る夢や、創業100年に向けての意気込みなどについて伺いました。

prtimes.jp

radiko.jp



日本が誇る技術を継承する品川区の町工場の次男に生まれ、工場を継ぐことは夢にも考えず、ビリヤード、プールバー、ファッション業界、飲食業界、会社経営など、小さい頃から好きなことにいそしんできた人生に、転機が訪れるまでについて伺いました。



東亜精工様のホームページは以下を参照ください。


次回は「イチローモルト」で知られるベンチャーウイスキー社長の肥土伊知郎氏をお迎えする予定です。

ミャンマーでの政変に悩む日本 ~400社以上の企業が進出~

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 ミャンマーの国軍は、アウンサンスーチー氏(75)が率いる与党・国民民主連盟(NLD)に対してクーデターを実行し、全土に1年間の非常事態宣言を発令した。スーチー女史やウィンミン大統領ら複数の政権幹部を拘束し、国軍のミンアウンフライン最高司令官(64)が国家権限を掌握した。ミャンマーでは、2011年に民政移管されていたが、10年足らずで再び軍政が復活したことになる。ミャンマー全土で軍政に反発する大デモが相次いで頻発、数百人(※)以上が死亡しており、これまでに国際社会からも強い批判が出ている。

 ミャンマーでは昨年11月の総選挙でスーチー氏の率いるNLDが改選議席の8割を占める396議席を獲得し圧勝。最大与党の国軍系・連邦団結発展党(USDP)は33議席しか取れなかった。しかし国軍は、選挙に不正があったと主張し、暫定大統領に軍出身のミンスエ副大統領を指名。そのミンスエ氏は立法、行政、司法の全権限を国軍の最高司令官に移譲したのだ。しかし日本を含む海外の選挙監視団は「選挙は公正に実施された」との見解を示し、選管も不正との言い分に応じていない。

 ミャンマーの政治は、軍政との戦いの歴史だった。スーチー氏は1945年に“建国の父”といわれたアウンサン氏の長女として生まれた。1948年イギリスから独立したが、62年クーデターで軍が政治を支配するようになる。88年に大規模な民主化運動が起きた時、スーチー氏はNLDを結成して「この運動は第二の独立闘争だ」と演説し、熱狂的支持を受けて民主化闘争の先頭に立つ。影響力を恐れた軍部は89年にスーチー氏を自宅軟禁とし、以後拘束と自宅軟禁を断続的に15年間にわたって行なってきた。

 この間も、スーチー氏は民主化運動を続け91年にノーベル平和賞を受賞した。2010年に3度目の自宅軟禁から解放されようやく2011年に民政移管が完了する。その後2度の総選挙でNLDが勝利したが、国軍は今年2月、再び民主化勢力の弾圧に乗り出しミャンマーは揺れ始めたのだ。

 ミャンマーは、人口5500万人。東南アジアで最も広い面積を持ち、豊かな鉱物資源と農業国として知られた国だ。しかも地政学的には中国とインドに挟まれ、中国の“一帯一路”構想と日本、アメリカ、オーストラリア、インドが進めようとしている「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想が交わる要衝の地でもある。このためアメリカ、中国をはじめインド、日本、ASEAN各国などが重大な関心を寄せている。

 アメリカのバイデン新政権は全ての拘束者の釈放を求め、「民主主義と自由、平和を求めるミャンマー国民に味方する」と表明し、ミャンマー国軍が拘束者を解放するなど事態をあらためなければ制裁などの対抗措置を取ることを示唆している。一方、中国はNLDと国軍双方につながりを持ち、インド洋の出入口として重要な位置を占めるミャンマーの行方に関心をもつものの、現時点では「各方面が適切に対立点を処理し政治と社会の安定を維持するように望む」という中途半端なコメントを出しただけで対応に苦慮しているのが実態のようだ。いずれ国軍とNLDの調停役として出てくる可能性も強い。

 最も悩んでいるのがASEAN各国で、タイ、カンボジア、フィリピンなどは「内政問題なのでコメントしない」方針を宣言。シンガポール、マレーシア、インドネシアなどは「懸念」を表明し、不干渉と平和維持を唱えている。オーストラリアとインドは国軍の動きに懸念を示し法の支配と民主化プロセスを擁護すべきだと訴えている。

 先進国の中では最も近い関係にある日本はNLD、国軍両方にパイプを持ち、先進国では最大の援助国だ。特に民主化に動きを強めた2011年から本格的に援助を行ない始め、5000億円の延滞債務を棒引きし16年には5年間で8000億円の支援を約束している。日本はアメリカのように自由、民主主義、人権といった援助哲学の軸よりも、ASEAN各国が中国側につかないように目配りしているといった傾向が強い。日本は第二次大戦中にアジア各国に進駐し、植民地化した経験を持っていたため、当初はその償いの意味も強かった。しかしいまやアジア各国は新興国として急成長し、日本にとっては重要な市場、貿易相手国となっている。日本はいまやミャンマーに400社以上の企業が進出しているのだ。このため、ASEAN各国は、日本がミャンマーの国軍とNLDに対しどんな方針で臨むのか重大な関心を持って見守っているわけだ。

 日本は、アメリカと中国の出方を見ながらミャンマーにどんな姿勢で臨むか頭を痛めているが、米中の間に立っているだけでなくミャンマーのもう一つの大きな課題である約80万人のロヒンギャ難民にどう対応するか、についても姿勢を問われつつある。ミャンマーでは少数派イスラム教徒であるロヒンギャへの対応を誤ると国際社会から批判を浴びることになるからだ。

 ミンアウンフライン最高司令官は、最近、国軍をバックに大統領職に野心をみせているともいわれ、ミャンマーはこのところASEAN動乱の台風の目になりつつある。日本はアメリカ、中国、ASEANなどの綱引きの中にあるミャンマーに対しどんな位置づけを示そうとするのか――ASEANの存在感が急速に大きくなっている折だけに日本の選択肢も日毎に厄介になりつつある。

(※)4月11日付で市民の死者は700人以上

TSR情報 2021年4月1日】

■参考情報
ミャンマー日本商工会議所が声明文発表 JETROビジネス短信 3月18日
ミャンマー市民による抗議活動に対する国軍・警察の暴力行使によって多数の死傷者が発生している現状の中、進出日系企業約430社で構成するミャンマー日本商工会議所(JCCM)は3月15日、公式ホームページで声明文を発表した。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/03/a05ef0a84a3f9f22.html

・「制裁、今後検討」日本政府の回答に在日ミャンマー人「絶望」 毎日新聞 4月3日
政府は2日、在日ミャンマー人でつくる団体などが提出していたミャンマーへの対応を巡る公開質問状に対し「制裁を含む今後の対応については事態の推移や関係国の対応を注視し、何が効果的かという観点から検討する」などと回答した。
https://mainichi.jp/articles/20210402/k00/00m/010/340000c

 

画像:Photo AC「ミャンマー 国旗」DragonOneさん

11日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:品川区の町工場 東亜精工社長  濱田次郎氏 音源掲載

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11日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は品川区の町工場 東亜精工社長  濱田次郎氏をお招きした音源が掲載されました。radikoで日曜までお聞きいただけます。

日本が誇る技術を継承する品川区の町工場の次男に生まれ、工場を継ぐことは夢にも考えず、ビリヤード、プールバー、ファッション業界、飲食業界、会社経営など、小さい頃から好きなことにいそしんできた人生に、転機が訪れるまでについて伺いました。


東亜精工様のホームページは以下を参照ください。

次回も引き続き濵田氏をゲストにお迎えし、父が亡くなる前「工場を継ぐのはお前だ」と言われ50歳にしていきなり訪れた転機。工場を継ぐ決意をするまでの心境や、今でも毎日工場で製品作りを学びながら、自分の中であたためていると仰る夢や、創業100年に向けての意気込みなどについて伺う予定です。

中国が唯一の競争相手 米日豪印の「QUAD」で対抗?

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 アメリカのバイデン大統領は“中国との長期的な戦略的競争”に勝ち抜くため、3月12日に米国、日本、オーストラリア、インドの4ヵ国によるオンライン形式の首脳会談を開いた。アメリカは、この4ヵ国の首脳会談を「QUAD(クアッド)と呼び、この枠組を今後も継続したい意向を示している。


 バイデン大統領は、4ヵ国首脳会談について「自由で開かれたインド太平洋を実現、継続することは、対中国戦略の要となるもので、アメリカは地域の安定を達成するため、全ての同盟国やパートナーと協力することを約束する」と宣言した。

 

 

続きは、本日配信のメールマガジンまぐまぐ」”虫の目、鳥の目、歴史の目”にてご覧ください。(初月無料)


画像:wikimediacommons  ed g2sさん「バングラデシュ・コックスバザール」

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