本日のトークファイルの内容
スタッフです。
本日の「森本毅郎・スタンバイ」のトークファイルの音源が掲載されました。要約は以下の通りです。
テーマ:ビジネスホテルで加熱する外国人争奪戦!
最近ビジネスホテルを利用する外国人が増えてきた。昨年4-6月のビジネスホテルの稼働率は東京が83.9%、大阪が78%。参考まで旅館が35%、リゾートホテルが48%。
ビジネスホテルは大半が駅から近くビジネスマンによく利用されてきた。しかしながら最近では外国人観光客の利用が増加し、ビジネスホテル側も訪日外国人の取り込みに力を入れている。ワシントンホテルは新宿コマ劇場跡地に1030室の大規模ホテルを開業(4月24日)予定、三井ガーデンホテルはシンガポールの企業(ホンリョングループ)と共同で銀座にミレニアム三井ガーデンホテルを(昨年12月17日)開業、さらに今後グランドプリンスホテル赤坂の跡地や豊洲のIHIの工場跡地にホテルを建設する予定がある。
いくつかビジネスホテルの取組みを紹介すると、全国50ヵ所に展開するドーミーインは和をテーマに入り口で靴を脱ぎ、作務衣、畳の部屋を用意し、宿泊料金は7000円代、レンタサイクルも用意。168ヵ所展開するアパグループはアメリカシェアNo.1のシーリー社と共同開発したオリジナルベッドを導入。大阪の道頓堀ホテルの利用者の90%は外国人で、30ヵ国以上の外貨両替、無料国際電話、多言語案内サービスなどがある。東横インでは、札幌に中国人専用のビジネスホテルがあり中国のテレビが見られるなど外国人むけビジネスホテルビジネスも活況である。さらに、貸し会議室のTKPも旅館やビジネスホテル運営に新規参入し始めた。
海外にも中間層が増え、日本人が昭和40年代にグアムやサイパン等に出かけ始めた頃と同じような状況であるといえる。特に若い外国人旅行者も増え、それらを利用している。
国土交通省によると昨年の訪日外国人の宿泊費は6000億円と2011年の2倍にまで膨らんでおり、外貨獲得にも一役買っていると語っております。