平和祈念展示資料館 イベントのご案内~ウズベキスタンの日本人抑留生活ドキュメンタリー上映と著名な漫画家が描く引揚展~
スタッフです。6月28日に行なわれた嶌が会長を務める日本ウズベキスタン協会の総会ならびに中央アジアのウズベキスタンの魅力やウズベキスタンとも関係が深い京都府舞鶴市の取り組みを伺うイベントを開催した際に来場された皆様に新宿の平和祈念展示資料館様で行なわれている特別展と夏のイベントのご案内のチラシを配布いたしました。
■ウズベキスタンにおける日本人抑留者記録映画「ひいらぎ」
日本ウズベキスタン協会では、昨年1月にウズベキスタン・タシケント市にて日本人抑留者資料館を私費で運営されているジャリル・スルタノフ様が日本政府の招きで来日された際、ウズベキスタンの日本人抑留者の記録映画「ひいらぎ」を上映するイベントを開催しました。
後に、平和祈念展示資料館様が「ひいらぎ」の購入を希望された際に、日本ウズベキスタン協会が協力し購入の運びとなりました。平和祈念展示資料館では、学校が休みとなる時期に定期的に親子で戦争に関することを学んでいただくイベントを企画しており、今年3月の春休みの時期に、「ひいらぎ」を何度か上映いただいています。
今後も定期的に夏休み、冬休みなど子ども達の長期休みの時期に合わせ、イベントが開催され、「ひいらぎ」も上映される予定のようですのでご期待ください。
今回、夏休みを迎えるにあたって、7月15日から8月31日までさまざまな映画の上映や語り部の方のお話が企画されており、「ひいらぎ」も2日間に渡って計12回上映される予定です。ぜひ上映期間中に足を運んで頂き、ウズベキスタンでの日本人の抑留者の方々の足跡をご覧くださいますようお願いいたします。
■「ひいらぎ」上映スケジュール
上映日:7月24日(月)、8月30日(水)
上映時間:10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00
■11人の人気漫画家が描く引揚げ体験
合わせて、現在展示中の企画展「漫画でたどる引揚げ展」のご案内します。日本の敗戦により外地から困難な状況を経て日本に戻ってこられた方は約320万人に上ります。その中には日本の漫画界をけん引した方々がいらっしゃいました。
今回の展示では、11人の漫画家の方々が子どもの頃にみた戦争と自身の引揚げを描いた作品が紹介されています。
また、本展示期間中の8月5日14時から、ちばてつやさんと森田拳次さんが満州から引揚げした戦争の記憶を語り継ぐトークイベントや、語り部のお話会、ギャラリートークなどの関連イベントも開催される予定です。
【出展マンガ家】 赤塚不二夫 山口太一 古谷三敏 横山孝雄 高井研一郎 ちばてつや 森田拳次 山内ジョージ バロン吉元 北見けんいち 林 静 一(生年月日順・敬称略)
【期間】 前期:6月27日(火)~ 8月17日(木) 後期:8月18日(金)~ 9月24日(日)
会期を前期と後期に分け、一部展示替えが行なわれる予定です。
詳細は平和祈念展示資料館様のサイトを参照ください。
www.heiwakinen.jp