【ウズベキスタン関連本の紹介】直木賞候補 「あとは野となれ大和撫子」
今回、直木賞候補になっている作品の一つ、宮内悠介さんの「あとは野となれ大和撫子」(角川書店)の舞台はウズベキスタンとカザフスタンにまたがるアラル海です。
嶌が2015年9月に上梓した「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」も角川書店からで、同じ文芸・ノンフィクション部の担当であり、ウズベキスタンが舞台ということで私は一方的に親近感を持っている次第です。
宮内さんは、15年ほど前に実際にウズベキスタンとカザフスタンを旅され、かなり細かい取材をされていたようで、本書にはリアルな現地の様子や政治情勢などが盛り込まれています。歴史に関してもかなり詳細に調べられたのではないかと思われる記載も多く、中央アジアが身近に感じされる作品でもあります。
嶌が会長を務める日本ウズベキスタン協会では、この作品の舞台であるアラル海に関するシンポジウムを2014年11月に実施しております。以下の画像はアラル海の水位の変動がわかる画像です。
宮内さんが中央アジアを旅された際のツイッターがまとめられたページがあるようですので、合わせてご紹介します。
・憧れのサマルカンド(の路地裏)。 pic.twitter.com/Ce55xSihC3
— 宮内悠介 (@chocolatechnica) 2015年5月9日
・有名なあの建物、夕暮れ。 pic.twitter.com/UZa0vgNvhB
— 宮内悠介 (@chocolatechnica) 2015年5月9日
主人公の少女のひたむきさや友情が壮大な中央アジアを舞台に繰り広げられるこの作品は、中央アジアのに関して詳しい方はもちろん、中央アジアにふれたことがない方でも楽しめる作品だと思います。
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