20日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』 ゲスト:早稲田大学教授で国語学者 笹原宏之氏 一夜目音源掲載
スタッフからのお知らせです。
20日のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は早稲田大学教授で国語学者 笹原宏之氏をお迎した音源がradikoに掲載されました。
中国からきた「漢字」は日本独自のものに変化し、現在も文字が増え続け多様性が増しています。「JIS漢字」「人名用漢字」「常用漢字」の制定に携わってこられた笹原教授に、身近な苗字の話題から古来の漢字まで、意外と知らない漢字の世界。漢字を使いたくなる“日本的な感性”などにつきお伺いしました。音源は日曜までお聞きいただけます。
今回の放送で話題に上がっていた漢字についていくつかご紹介します。
■小人(しょうにん)
意味:子供。入場料・運賃などで小学生以下のものをいう。大人(だいにん) →中人(ちゅうにん)<出典:デジタル大辞泉(小学館)>
■略語
門や、慶應大学の略語などわかりやすい情報がNAVERまとめにありましたので以下リンクを参照ください。
嶌が学生時代には慶應の慶の字の画数が多いことから慶の字をまだれにKの字と応として書いていた方が多かったようです。
■梶井基次郎氏の「檸檬」タイトルが手書きの原稿にて檬という字に相違
実践女子大学所蔵で昨年公開されたイベント案内よりイベントチラシより(該当箇所を赤で囲む。よく見ると檸の字が消され薄っすらと見える
余談ですが、笹原氏は報道特集など嶌が出ている番組をよく見て下さっていたようで、非常に温かいお言葉を頂戴しました。
笹原氏が上梓された書籍の一部と直近のニュース、嶌が記したコラムを参考までご紹介いたします。
次週も引き続き笹原氏をゲストにお迎えし、漢字に興味を持った理由や、中学生の頃に「当て字」を蒐集、「当て字」に関する30年来の研究成果や、漢字研究の舞台裏について伺う予定です。