8日 TBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』21:30 ゲスト:遠藤展子氏(エッセイスト・藤沢周平氏の長女)二夜目音源掲載
8日(日)のTBSラジオ『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』(21:30~)は遠藤展子氏(エッセイスト・藤沢周平氏の長女)をお招きした二夜目をお届けしました。
6歳の時に育ての母が家に来てからの暮らしの変化や、親子喧嘩して家出した時のエピソード、都内の百貨店に勤務し結婚、専業主婦から藤沢作品の継承に携わることになった転機についてお伺いしました。
ゲストの方に定期的にお伺いしている『おもわずほほえんだ話』では、映画『小川の辺(ほとり)』の題字をご子息が担当され書いた字が、祖父の藤沢周平氏の原稿の字と瓜二つで、思わず微笑んでしまったとのエピソードをご紹介くださいました。
今回の放送内でお話がありましたが、藤沢周平氏は「いろいろつらい時期があったものの晩年はお孫さんと穏やかな時間を過ごすことが出来たことで、少し親孝行ができたかな」という話も非常に印象的でした。以下の画像は、遠藤氏がお持ち下さった藤沢氏の直筆原稿と映画のチラシです。
音源はradikoにて日曜までお聞きいただけます。
また本放送では、菊池雄星投手(現:シアトルマリナーズ)が西武ライオンズ時代に担当の記者の方から薦められ虜になった『蝉しぐれ』に関するエピソードのお話もありました。読書家として知られる菊池投手は、この縁で作品の魅力を「藤沢周平記念館 開館十周年特別企画展『蝉しぐれ』の魅力」の図録に寄稿されています。日刊スポーツで内容が紹介されていましたので、合わせてご紹介します。
一夜目は藤沢周平氏の長女として生まれ、その8カ月後には母が病死。当時の父との暮らしや、父が抱えた「人に言えない鬱屈」の正体、自分の知らなかった父の姿を紐解くことを目的に、エッセイを書くまでの経緯などについて伺いました。
遠藤氏が上梓された書籍や、監修された書籍の一部をご紹介いたしますので、合わせて参照ください。
次週は、世界初のクラフトコーラ専門店「伊良コーラ」代表のコーラ小林氏をお迎えする予定です。