時代を読む

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ウズベキスタンの抑留生活を描いたドキュメンタリー映画「ひいらぎ」に関して嶌が読売新聞にコメントを寄せました

 スタッフです。本日の読売新聞(京都版)にてウズベキスタンにおける日本人抑留者のドキュメンタリー映画「ひいらぎ」を舞鶴市が取得された旨が報じられ、嶌のコメントも合わせて掲載されましたことをお知らせいたします。

映画「ひいらぎ」は、ウズベキスタンタシケント市にて私費で「日本人抑留者記念館」を運営、公開されているジャリル・スルタノフ様が監修を努め、日本人抑留者の当時の労働や生活に関する資料や証言を収録した約50分のドキュメンタリー映画です。

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 スルタノフ様はこれらの活動が評価され「平成27年外務大臣表彰」授与を皮切りに、昨年1月の日本政府の招きによる来日、その後昨年11月に発表された秋の叙勲でウズベキスタンにおける日本人抑留者の歴史保存及び対日理解の促進に寄与されたことを理由に旭日双光章を受章されています。(以下写真はウズベキスタン日本大使館での受章の模様)

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嶌が会長を務める日本ウズベキスタン協会では、昨年1月のスルタノフ様の来日の際に「ひいらぎ」を本邦初公開しました。その後、平和祈念展示資料館、今回報じられた舞鶴市が「ひいらぎ」を導入されるご協力も担っています。

以下、本日掲載された記事の抜粋です。

舞鶴市第2次大戦後の抑留の史実を次世代に伝えようと、ウズベキスタン(当時はソ連)に強制移送された日本人抑留者らを記録したドキュメンタリー映画「ひいらぎ」(約50分)の上映権を取得した。同国の首都タシケントにある日本人抑留者資料館長のジャリル・スルタノフさん(72)が関係者の証言などを集め、2003年に制作。同市は「抑留の実相を伝える資料として活用していきたい」としている。

中央アジアウズベキスタンには日本人約2万5000人が抑留され、強制労働に従事した。457人が建設に関わったオペラハウス「ナボイ劇場」(1947年完成)は1966年の大地震でも倒壊せず、日本人の技術力や勤勉さは今も現地で語り継がれている。(中略)

市によると、上映権取得は平和祈念展示資料館(東京都)に次いで2例目。日本ウズベキスタン協会長の嶌信彦さん(75)は「抑留は過酷な話が多いが、地元の人と温かく交流した史実もあったことを知ってほしい」。スルタノフさんは同協会を通じ、「舞鶴は歴史を後世に伝える努力を続けている。素晴らしい取り組みをしている舞鶴で、『ひいらぎ』が上映されることはうれしい」とのメッセージを寄せた。 (省略)

また、この「ひいらぎ」には日本ウズベキスタン協会が企画し、2001年8月に国際交流基金様のご協力の下ナボイ劇場で開催した、オペラ「夕鶴」公演の模様も収録されています。

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この国際交流基金様のご協力は中央アジアで初の試みでありウズベキスタンカザフスタンの二カ国で上演しました。子役に現地のウズベキスタン人の子供にが日本語を学び参加しています。この観劇ツアーにはナボイ劇場の建設に携わられた方々が参加しており、客席から舞台上に上がると万雷の拍手で迎えられました。

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「ひいらぎ」は東京近郊で8月30日(水)に新宿の平和祈念 展示資料館にて上映(無料)が予定されています。ご興味をお持ちの方はぜひ足を運んでいただけると幸いです。

nobuhiko-shima.hatenablog.com

 一枚目の画像は「ひいらぎ」に収録されている「ナボイ劇場」完成当時の模様。