党員投票実施で石破氏にもチャンス イメージ戦略を大きく変えるべきだ
自民党総裁選でメディアは一斉に菅義偉・官房長官の優勢を伝えているが、果たしてそうだろうか。私はむしろ石破茂元幹事長に善戦の芽が出てきたように思う。それは40以上の都府県連で党員投票を実施することになったからだ。
総選挙は国会議員票394票と47都道府県連に3票ずつ割り振った地方票141票の535票で争われる。メディアの調査などによると国会議員の7割を菅氏が固めたといわれる。しかし、これは石破氏を嫌う自民党保守派、なかんずく二階幹事長が地方票の扱いを都道府県連に一任する「両院議員総会」形式で実施すると決めたためだった。本来なら衆参両院議員394票の議員票と同数の党員・党友による地方票394票の計788票で行なうのが通常の原則なのだ。ところが今回は緊急時の選挙だからといって地方票は141票に減らし、その扱いも都道府県連に一任すると決めようとしたのだ。相変わらず二階幹事長らは旧いやり方で事を運ぼうとしているようにみえる。
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■安倍政権の7年8ヵ月に業績なし
■アジア外交を重視すべき
画像:自由民主党サイトより
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