【ウズベキスタンニュース】ジャリル・スルタノフ様(日本人抑留者資料館館長)と菅野玲子様(タシケント国立東洋学大学准教授)が叙勲を受章されました
スタッフです。平成28年11月3日付けで発令された平成28年秋の叙勲にて、ジャリル・スルタノフ様(日本人抑留者資料館館長)と菅野玲子様(タシケント国立東洋学大学准教授)が授与される旨を発表されました。
ジャリル・スルタノフ様は1998年5月に日本人抑留者の素晴らしい仕事ぶりに感銘を受け、私費でウズベキスタンのタシケント市に日本人抑留者に関連した資料や品物を展示する資料館を建て、多くの方が訪れています。
昨年10月末に安倍総理がウズベキスタンを訪問した際、日本に招待する旨を伝えられ今年1月に奥様とお孫さんと来日され、嶌が会長を務めるNPO法人日本ウズベキスタン協会の新年会やスルタノフ様が制作された記録映画「ひいらぎ」の上映イベント、舞鶴訪問などされました。
今回、ウズベキスタンにおける日本人抑留者の歴史保存及び対日理解の促進に寄与されたことが評価され旭日双光章を受章されていらっしゃいます。
この写真は今年5月に嶌がウズベキスタンを訪問した際に資料館を訪問時に撮影したものです。左よりスルタノフ様、嶌、お孫さんのリソラット・スルタノヴァ様。
菅野玲子様は、ソ連崩壊(1991年12月)する直前にウズベキスタンに渡られ、現在に至るまでタシケント市に在住され、長年タシケント国立東洋学大学において日本語教育に従事されております。ウズベキスタンにおける日本語教育の礎を築かれ、日本に留学してきている多くの学生が菅野様の教えを受け、高い日本語のレベルを身に着け来日しています。その後、日本で学び、日本企業に就職し多くの方が活躍されています。
今回、ウズベキスタンにおける日本語教育の普及及び対日理解の促進に寄与されたことが評価され、瑞宝双光章を受章されています。
この写真は、今年8月に国際交流基金主催の文化ミッションでウズベキスタンを訪れ、ウズベキスタンの次世代リーダーとの昼食会が開催された際の記念写真です。
菅野様は後列の右から4番目に写っていらっしゃいます。
次世代リーダーたちとの間で今後の日・ウズベキスタン関係の発展や,日本で学んだことなどに関して活発な意見交換が行われました。
お二人とも、長年日本とウズベキスタンの友好にも尽力されていらっしゃる方々です。このたびの受章、誠におめでとうございます。