「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」を読まれた方々からの感想 その4
ノンフクション「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」(角川書店)の感想ご紹介シリーズ第4回目。
なんと数日前、出版元の角川書店経由でお手紙を受け取った。さらに私のホームページ宛に感想を送付して下さった方がおり、今日はその方々の感想を紹介したい。本書に書いたことを実際にウズベクの方から聞かれたようで、嬉しい限りです。
【お手紙】
記念プレートを見て強烈な印象
新聞で「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」の紹介を見て、早速読ませて頂きました。
7年程前ウズベキスタンを訪れ、豊富な資源にこの国と仲良くなって日本ももっと発展していけばいいのにと思いました。あるホテルでは従業員の方に日本語を聞かれたこともありました。
ナボイ劇場の中を見ることはできませんでしたが、記念プレートを見た際に強烈な印象を受け、なぜこんな遠い所まで連れてこられたのだろう。作業はどんなのだったのだろうと今でもその時の事が思い出されます。
この本を読み、その当時のこと、日本人の誇りを持って作業にあたられたこと、その経験等々がよくわかり何か心の閊えがおりたようです。(熊本・K氏)
【ホームページ】
子供に日本兵を見習うよう話をしていたウズベクの母親
先日書店にて「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」を見つけ、ナボイ劇場の記録と直感し購入しました。私はウズベキスタンが独立して間もない頃、ウズベキスタンのタシケントに住んでいる方と知り合い、ナボイ劇場のことを初めて知りました。その方からナボイ劇場建設当時、ウズベキスタンのお母さんたちが子供たちに一心に働く日本兵捕虜を見せ、「ソ連兵が見ていなくともサボらず、戦争に敗れても誇りを失わず、ひたすらウズベキスタンのために尽くし続けるその姿を褒めたたえ、大きくなったらこの日本人兵士のようになりなさい」と言って子供たちを育てており、現地の語り草となるほど有名だということをうかがいました。
一気に読んでしまいましたが、これは映画にならないものでしょうか?読んでいて「ビルマの竪琴」を想わせる部分すらあり素晴しいと思ったのですが、ソ連兵にもこういういい人がたくさんいたことを知られるようになればとも思っています。素晴しい本をありがとうございました。(日本・K氏)